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令和2年第2回定例会(第2号) 本文 開催日: 2020-06-10
令和2年第2回定例会(第2号) 名簿 開催日: 2020-06-10

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  1. 津島市議会 2020-06-10
    令和2年第2回定例会(第2号) 本文 開催日: 2020-06-10


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    最終取得日: 2021-09-19
    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 2020-06-10: 令和2年第2回定例会(第2号) 本文 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 269 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言の表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 :  ◯議長(日比野郁郎君) 選択 2 :  ◯6番(垣見啓之君) 選択 3 :  ◯市長公室長(安井賢悟君) 選択 4 :  ◯総務部長(渕上晴弘君) 選択 5 :  ◯市民生活部長(高林茂宏君) 選択 6 :  ◯健康福祉部長(水谷勝彦君) 選択 7 :  ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 8 :  ◯会計管理者(佐藤嘉晃君) 選択 9 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 10 :  ◯上下水道部長(水谷博光君) 選択 11 :  ◯消防長(安川和宏君) 選択 12 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 13 :  ◯6番(垣見啓之君) 選択 14 :  ◯副市長(津田新太君) 選択 15 :  ◯6番(垣見啓之君) 選択 16 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 17 :  ◯6番(垣見啓之君) 選択 18 :  ◯市長公室長(安井賢悟君) 選択 19 :  ◯6番(垣見啓之君) 選択 20 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 21 :  ◯6番(垣見啓之君) 選択 22 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 23 :  ◯6番(垣見啓之君) 選択 24 :  ◯教育長(浅井厚視君) 選択 25 :  ◯6番(垣見啓之君) 選択 26 :  ◯総務部長(渕上晴弘君) 選択 27 :  ◯議長(日比野郁郎君) 選択 28 :  ◯6番(垣見啓之君) 選択 29 :  ◯議長(日比野郁郎君) 選択 30 :  ◯議長(日比野郁郎君) 選択 31 :  ◯13番(森口達也君) 選択 32 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 33 :  ◯13番(森口達也君) 選択 34 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 35 :  ◯13番(森口達也君) 選択 36 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 37 :  ◯13番(森口達也君) 選択 38 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 39 :  ◯13番(森口達也君) 選択 40 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 41 :  ◯13番(森口達也君) 選択 42 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 43 :  ◯13番(森口達也君) 選択 44 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 45 :  ◯13番(森口達也君) 選択 46 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 47 :  ◯13番(森口達也君) 選択 48 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 49 :  ◯13番(森口達也君) 選択 50 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 51 :  ◯13番(森口達也君) 選択 52 :  ◯教育長(浅井厚視君) 選択 53 :  ◯13番(森口達也君) 選択 54 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 55 :  ◯13番(森口達也君) 選択 56 :  ◯市長公室長(安井賢悟君) 選択 57 :  ◯13番(森口達也君) 選択 58 :  ◯市長公室長(安井賢悟君) 選択 59 :  ◯13番(森口達也君) 選択 60 :  ◯市長公室長(安井賢悟君) 選択 61 :  ◯13番(森口達也君) 選択 62 :  ◯市長公室長(安井賢悟君) 選択 63 :  ◯13番(森口達也君) 選択 64 :  ◯市長公室長(安井賢悟君) 選択 65 :  ◯13番(森口達也君) 選択 66 :  ◯市長公室長(安井賢悟君) 選択 67 :  ◯13番(森口達也君) 選択 68 :  ◯消防長(安川和宏君) 選択 69 :  ◯13番(森口達也君) 選択 70 :  ◯消防長(安川和宏君) 選択 71 :  ◯13番(森口達也君) 選択 72 :  ◯消防長(安川和宏君) 選択 73 :  ◯13番(森口達也君) 選択 74 :  ◯消防長(安川和宏君) 選択 75 :  ◯13番(森口達也君) 選択 76 :  ◯消防長(安川和宏君) 選択 77 :  ◯13番(森口達也君) 選択 78 :  ◯消防長(安川和宏君) 選択 79 :  ◯13番(森口達也君) 選択 80 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 81 :  ◯13番(森口達也君) 選択 82 :  ◯消防長(安川和宏君) 選択 83 :  ◯議長(日比野郁郎君) 選択 84 :  ◯12番(本田雅英君) 選択 85 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 86 :  ◯12番(本田雅英君) 選択 87 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 88 :  ◯12番(本田雅英君) 選択 89 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 90 :  ◯12番(本田雅英君) 選択 91 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 92 :  ◯議長(日比野郁郎君) 選択 93 :  ◯議長(日比野郁郎君) 選択 94 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 95 :  ◯12番(本田雅英君) 選択 96 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 97 :  ◯12番(本田雅英君) 選択 98 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 99 :  ◯12番(本田雅英君) 選択 100 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 101 :  ◯12番(本田雅英君) 選択 102 :  ◯議長(日比野郁郎君) 選択 103 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 104 :  ◯12番(本田雅英君) 選択 105 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 106 :  ◯議長(日比野郁郎君) 選択 107 :  ◯議長(日比野郁郎君) 選択 108 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 109 :  ◯12番(本田雅英君) 選択 110 :  ◯市民生活部長(高林茂宏君) 選択 111 :  ◯12番(本田雅英君) 選択 112 :  ◯議長(日比野郁郎君) 選択 113 :  ◯議長(日比野郁郎君) 選択 114 :  ◯市民生活部長(高林茂宏君) 選択 115 :  ◯12番(本田雅英君) 選択 116 :  ◯市民生活部長(高林茂宏君) 選択 117 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 118 :  ◯12番(本田雅英君) 選択 119 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 120 :  ◯12番(本田雅英君) 選択 121 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 122 :  ◯12番(本田雅英君) 選択 123 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 124 :  ◯12番(本田雅英君) 選択 125 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 126 :  ◯12番(本田雅英君) 選択 127 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 128 :  ◯12番(本田雅英君) 選択 129 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 130 :  ◯12番(本田雅英君) 選択 131 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 132 :  ◯12番(本田雅英君) 選択 133 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 134 :  ◯12番(本田雅英君) 選択 135 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 136 :  ◯12番(本田雅英君) 選択 137 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 138 :  ◯12番(本田雅英君) 選択 139 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 140 :  ◯12番(本田雅英君) 選択 141 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 142 :  ◯12番(本田雅英君) 選択 143 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 144 :  ◯副市長(津田新太君) 選択 145 :  ◯議長(日比野郁郎君) 選択 146 :  ◯14番(宇藤久子君) 選択 147 :  ◯健康福祉部長(水谷勝彦君) 選択 148 :  ◯14番(宇藤久子君) 選択 149 :  ◯健康福祉部長(水谷勝彦君) 選択 150 :  ◯14番(宇藤久子君) 選択 151 :  ◯健康福祉部長(水谷勝彦君) 選択 152 :  ◯14番(宇藤久子君) 選択 153 :  ◯健康福祉部長(水谷勝彦君) 選択 154 :  ◯14番(宇藤久子君) 選択 155 :  ◯健康福祉部長(水谷勝彦君) 選択 156 :  ◯14番(宇藤久子君) 選択 157 :  ◯健康福祉部長(水谷勝彦君) 選択 158 :  ◯14番(宇藤久子君) 選択 159 :  ◯健康福祉部長(水谷勝彦君) 選択 160 :  ◯14番(宇藤久子君) 選択 161 :  ◯健康福祉部長(水谷勝彦君) 選択 162 :  ◯14番(宇藤久子君) 選択 163 :  ◯健康福祉部長(水谷勝彦君) 選択 164 :  ◯14番(宇藤久子君) 選択 165 :  ◯市民生活部長(高林茂宏君) 選択 166 :  ◯14番(宇藤久子君) 選択 167 :  ◯市民生活部長(高林茂宏君) 選択 168 :  ◯14番(宇藤久子君) 選択 169 :  ◯市民生活部長(高林茂宏君) 選択 170 :  ◯14番(宇藤久子君) 選択 171 :  ◯市民生活部長(高林茂宏君) 選択 172 :  ◯14番(宇藤久子君) 選択 173 :  ◯市民生活部長(高林茂宏君) 選択 174 :  ◯14番(宇藤久子君) 選択 175 :  ◯市民生活部長(高林茂宏君) 選択 176 :  ◯14番(宇藤久子君) 選択 177 :  ◯市長公室長(安井賢悟君) 選択 178 :  ◯14番(宇藤久子君) 選択 179 :  ◯市長公室長(安井賢悟君) 選択 180 :  ◯14番(宇藤久子君) 選択 181 :  ◯市長公室長(安井賢悟君) 選択 182 :  ◯14番(宇藤久子君) 選択 183 :  ◯市長公室長(安井賢悟君) 選択 184 :  ◯14番(宇藤久子君) 選択 185 :  ◯市長公室長(安井賢悟君) 選択 186 :  ◯14番(宇藤久子君) 選択 187 :  ◯副市長(津田新太君) 選択 188 :  ◯14番(宇藤久子君) 選択 189 :  ◯議長(日比野郁郎君) 選択 190 :  ◯17番(長屋大和君) 選択 191 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 192 :  ◯17番(長屋大和君) 選択 193 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 194 :  ◯17番(長屋大和君) 選択 195 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 196 :  ◯17番(長屋大和君) 選択 197 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 198 :  ◯17番(長屋大和君) 選択 199 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 200 :  ◯17番(長屋大和君) 選択 201 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 202 :  ◯17番(長屋大和君) 選択 203 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 204 :  ◯17番(長屋大和君) 選択 205 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 206 :  ◯17番(長屋大和君) 選択 207 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 208 :  ◯17番(長屋大和君) 選択 209 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 210 :  ◯17番(長屋大和君) 選択 211 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 212 :  ◯17番(長屋大和君) 選択 213 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 214 :  ◯17番(長屋大和君) 選択 215 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 216 :  ◯17番(長屋大和君) 選択 217 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 218 :  ◯17番(長屋大和君) 選択 219 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 220 :  ◯17番(長屋大和君) 選択 221 :  ◯議長(日比野郁郎君) 選択 222 :  ◯議長(日比野郁郎君) 選択 223 :  ◯11番(太田幸江君) 選択 224 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 225 :  ◯11番(太田幸江君) 選択 226 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 227 :  ◯11番(太田幸江君) 選択 228 :  ◯健康福祉部長(水谷勝彦君) 選択 229 :  ◯11番(太田幸江君) 選択 230 :  ◯健康福祉部長(水谷勝彦君) 選択 231 :  ◯11番(太田幸江君) 選択 232 :  ◯健康福祉部長(水谷勝彦君) 選択 233 :  ◯11番(太田幸江君) 選択 234 :  ◯健康福祉部長(水谷勝彦君) 選択 235 :  ◯11番(太田幸江君) 選択 236 :  ◯健康福祉部長(水谷勝彦君) 選択 237 :  ◯11番(太田幸江君) 選択 238 :  ◯健康福祉部長(水谷勝彦君) 選択 239 :  ◯11番(太田幸江君) 選択 240 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 241 :  ◯11番(太田幸江君) 選択 242 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 243 :  ◯11番(太田幸江君) 選択 244 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 245 :  ◯11番(太田幸江君) 選択 246 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 247 :  ◯11番(太田幸江君) 選択 248 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 249 :  ◯11番(太田幸江君) 選択 250 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 251 :  ◯11番(太田幸江君) 選択 252 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 253 :  ◯11番(太田幸江君) 選択 254 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 255 :  ◯11番(太田幸江君) 選択 256 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 257 :  ◯11番(太田幸江君) 選択 258 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 259 :  ◯11番(太田幸江君) 選択 260 :  ◯教育長(浅井厚視君) 選択 261 :  ◯11番(太田幸江君) 選択 262 :  ◯総務部長(渕上晴弘君) 選択 263 :  ◯11番(太田幸江君) 選択 264 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 265 :  ◯11番(太田幸江君) 選択 266 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 267 :  ◯議長(日比野郁郎君) 選択 268 :  ◯11番(太田幸江君) 選択 269 :  ◯議長(日比野郁郎君) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:        午前 9時00分 開議 ◯議長(日比野郁郎君)[34頁]  おはようございます。  これより本日の会議を開きます。  直ちに、議事日程の順序に従い、会議を進めます。  日程第1、これより一般質問を行います。  まず、垣見啓之君の発言を許します。        6番 垣見啓之君〔登 壇〕(拍手) 2: ◯6番(垣見啓之君)[34頁]  おはようございます。  それでは、議長に発言の許可を頂きましたので、一般質問のほうを始めさせていただきます。  今回の質問は、このコロナ禍による市政全般についてということで、お尋ねをさせていただきます。  今年の2月に横浜のダイヤモンドプリンセス号の集団感染に始まり、この4か月間、本当に様々な分野で、医療、介護、教育、ほかの分野も様々ございますけれども、本当に目まぐるしい状況でありました。  ここへ来て、少し感染者の数も全国的に減ってはいるとはいえ、まだまだこの夏、冬に向けて予断を許さない、そういった状況にあるというふうに思います。  当津島市におきましても、全庁的な課題が山積であるというふうに考えるわけでございますけれども、まず初めに、津島市にある各部局において、それぞれの抱える課題、または今後の対応について、それぞれの部長さんより順次御答弁をお願いしたいと思います。 3: ◯市長公室長(安井賢悟君)[34頁]  コロナウイルス感染症に関する今後の課題と対応についてということでございますが、市長公室といたしましては、まず職員管理の関係におきましては、市民の皆様に安心して市役所等を御利用いただけるよう、職員自らが引き続き、3つの密の回避、換気の徹底、人と人との距離の確保、マスクの着用、手洗いなどの手指衛生をはじめとした基本的な感染対策を、気を緩めることなく取り組んでいくことが重要であるというふうに考えております。引き続き、職場での集団感染を防止する取組を進めてまいります。  次に、防災の関係におきましては、新型コロナウイルス感染症などの感染拡大時期に大規模災害が発生した場合、市が開設する避難所での対応が課題となってまいります。避難所での感染防止策を徹底することや、密閉、密集、密接のいわゆる3密の状態にならないよう配慮することが必要となってまいります。このため、避難所におきましても、マスクや消毒液などの備蓄や、密集を避けるための間仕切りなどの対策についても今後進めてまいりたいと考えております。以上でございます。 4: ◯総務部長(渕上晴弘君)[34頁]  部としての今後の課題・対応につきましてでございますが、総務部といたしましては、やはり財政面での対応が一番大きな課題であると考えております。
     新型コロナウイルス感染拡大による財政的な影響を見極めながら、市民の皆様の生活の安定、地域経済の回復など、必要な対策に効果的に財源を投入できるよう、的確・柔軟に財政運営を行っていく必要があると考えております。  また一方で、市の持続性の確保についても、十分に留意する必要があると考えます。  新型コロナウイルス感染症が社会経済に与える影響は極めて大きいものになると言われております。このことは、当然市税の落ち込みなど、今年度だけではなく次年度以降も、市の財政に多大な影響を及ぼすものと予想されます。  以上のことから、市がしっかりと新型コロナウイルス感染症対策を展開できるよう、また今後予想される厳しい状況の中でも、市の持続性が低下することがないよう、効果的・効率的な財政運営を進めてまいりたいと考えております。 5: ◯市民生活部長(高林茂宏君)[35頁]  市民生活部においては、地域コミュニティについて述べさせていただきます。  新型コロナウイルス感染防止の面から、人と人との接触を避けるため、各小学校区コミュニティにおいて、毎年4月から5月にかけて開催されておりました定期総会を、書面での開催とさせていただきました。また、地域の方々の触れ合いや世代間交流を目的とした春期事業の多くを延期または中止としてまいりました。  地域コミュニティにおきましては、これまで人と人とのつながりを深めることで、地域を盛り上げ、一体化することを重要視しながら、様々な事業を進めてまいりましたが、これらの行事が今年はなくなったということで、地域内のつながりが薄れ、そして今までコミュニティの方々や、それに集う地域の方々が一生懸命に築き上げてきました絆が弱まるのではないかということが、大変懸念されておるところでございます。  新型コロナにおいては、第2波が危惧されているところでございますが、空間的な距離、ソーシャルディスタンスを保ちながらも、人と人との心の距離をいかに縮め、そして絆をいかに強固にしていくのかが重要であると考えております。  そのために、地域コミュニティ情報交換会などを通して、今だからこそできることは何かを考え、ピンチを乗り越えた先により強い絆で結ばれたコミュニティとなるように、みんなで一緒に知恵を出し合ってまいりたいと考えております。以上でございます。 6: ◯健康福祉部長(水谷勝彦君)[35頁]  健康福祉部における新型コロナウイルス感染症拡大防止の対応について、御答弁申し上げます。  新型コロナウイルス感染症拡大防止の対応のうち、施設におきまして、高齢者及び児童福祉施設は、電話受付、電話相談等の一部の業務は対応しておりましたが、5月末まで閉館としておりました。  また、放課後児童クラブ、認定こども園等につきましては、国から原則として開所するよう要請がありましたことから、自宅で保育できる御家庭には登園等を控えていただくことをお願いしつつ、継続して開所いたしました。なお、放課後児童クラブにおいては、小学校の臨時休業を受け、夏休みなどの長期休暇と同様に、午前中からの長時間開所の対応をいたしました。  事務事業につきましては、乳幼児健診等の事業に関しまして、愛知県からの通知により、5月末まで延期等の措置を講じてまいりました。また、各課における事業や行事につきましても、新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、同様の措置を講じましたが、こんにちは赤ちゃん事業などの訪問事業におきましては、電話による状況確認などの対応をいたしております。そのほかにも、外出自粛要請に伴う介護予防、フレイル対策としてつし丸たいそうを、動画サイトやケーブルテレビにて配信するなどの対応をいたしました。  申請等の各種手続におきましても、期間の延長及び郵送による手続等の措置を取っております。  いずれの施設、事業につきましても、国・県の緊急事態宣言が解除されたことに伴い、3つの密を回避し、感染症対策に引き続き留意した上で、6月から順次再開しております。  次に、経済的な面における対応といたしましては、市の独自事業として、特別定額給付金の基準日の翌日である令和2年4月28日から12月31日までに生まれた子供を対象に、子供1人につき10万円を支給する出産特別給付金事業を実施いたしております。  また、国民健康保険及び後期高齢者医療保険の加入者に対する傷病手当金制度などの整備をいたしました。  そのほか、新型コロナウイルス感染症の影響による収入減に伴う相談等に対しましては、徴収猶予や減免等の各種支援制度の周知等をしてまいります。  今後とも、国・県の動向等に注視し、市民の方に新型コロナウイルス感染症拡大予防のための注意喚起、情報提供に努めてまいります。以上でございます。 7: ◯建設産業部長(早川正美君)[36頁]  建設産業部では、新型コロナウイルス感染症の影響といたしまして、まずは感染拡大の観点から、観光面での重大イベントが中止になったことであります。  ゴールデンウイーク中の尾張津島藤まつりに続き、ユネスコ無形文化遺産登録の尾張津島天王祭の中止決定は、本市の魅力を国内外にアピールする上で、絶好の機会を失うとともに、これまで着実に進めてきた市内のにぎわい創出への取組を足踏みさせるきっかけとなってしまいました。  商工面では、3月中旬から中小企業者等の資金繰りを支援するセーフティネット融資の認定業務が増加し、市内事業者の危機的状況を肌で感じ、産業振興課の職員には、来客時には親切、丁寧かつ迅速な認定業務を行うよう指示してまいりました。  新年度の4月、県独自の緊急事態宣言の発令により、4月10日には部内の都市計画、都市整備、産業振興課の3課長へ、今年度は緊急事態モード、コロナモードで業務を行うこと、今後の税収減を踏まえ、不急の業務は見送り、または中止、業務の優先順位や工程表の作成、併せて業務が集中している産業振興課への部内の協力体制を指示いたしました。  現在、緊急事態宣言は解除されておりますが、感染症拡大防止に取り組みつつ、引き続きセーフティネット融資への認定、5月の臨時議会で御議決いただきました休業協力金の支給、事業者応援事業を通じ、まずは市内事業者への支援業務を優先させているところでございます。  非常時においては、国等の素早い情報取得と的確な判断、方向性の明示が必要と考えまして、常に部内で情報共有を図りながら、業務を進めているところであります。  今後につきましては、部として引き続き経済対策事業に傾注しつつ、非常時においても確実な基盤整備やまちづくりの継続性はぶれることなく進めなければなりません。本市の活性化に大きく影響する、名古屋津島線バイパスや橋詰見越線などの着実な整備、今後10年間のまちづくりの指針となる実効性のある都市計画マスタープランの作成、次世代を見据えた企業誘致も戦略的に進めていく必要があります。  さらには近年、大きな被害をもたらしております台風等への自然災害に対する国土強靱化も求められております。  今後の課題といたしまして、コロナ禍において、これら公共投資への国費の財源確保が心配されるところでございますが、優先順位も含め、機を逃すことなく進めていかなければならないと考えております。以上でございます。 8: ◯会計管理者(佐藤嘉晃君)[37頁]  会計課では、市税等の公金の収納事務、債権者への支払い事務を行っており、指定金融機関であるいちい信用金庫にその事務を委託しております。  そのいちい信用金庫におきまして、委託した事務を中心となって担っていただいていますのが、市内柳原町にあります津島営業部であります。会計課にとっての課題は、新型コロナウイルスの感染拡大によって、津島営業部が営業できなくなる事態が発生した場合の対応であります。  このことについて、津島営業部に確認いたしましたところ、もしもそのような事態に陥った場合には、ほかの支店が代わりに業務に当たることとしている。さらには、一宮市の本部からの必要な支援も想定している。津島市の指定金融機関業務の継続に向け、金庫全体で取り組む構えであるとの回答を頂きました。  会計課といたしましては、引き続き、いちい信用金庫と危機意識を共有し、公金の事務の支払い業務に支障を来すことのないよう努めてまいりたいと考えております。以上でございます。 9: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[37頁]  市民病院では、地域医療を守るために、新型コロナウイルス感染症の拡大抑制に努めてまいりました。  これまでの取組としましては、地域の二次医療機関としての役割を果たすため、疑い患者さんが来院された場合の診察、検査の対応方法の作成や、発熱症状などがある場合に、事前連絡を頂く注意喚起など、感染を防止する取組を行いました。  今後の対策でございますが、第2波、第3波に備えて、引き続き感染防止策に取り組み、地域の皆さんが安心して受診できる体制を維持してまいります。  課題としましては、マスクや消毒液など、医療現場で必要な資材の安定的な確保と備蓄が必要であると考えております。  医療資材は購入できるようになってまいりましたが、第2波以降に備えて、備蓄数を増やすなど、患者さん、医療従事者ともに安心して医療を受ける、医療ができる体制を整えていかなければならないと考えております。  一時期は供給が滞りましたが、様々な方からマスクや消毒液、フェースガードなどを御寄附いただき、医療を中断することなく継続することができました。この場をお借りしまして、お礼を申し上げます。誠にありがとうございました。市長、院長をはじめ、病院スタッフ全員が感謝しております。  また、常に新型コロナウイルスを疑いながら診療を続けておりますので、職員のモチベーションが維持できるよう、健康面や精神面での支援が必要であると考えております。以上でございます。 10: ◯上下水道部長(水谷博光君)[38頁]  上下水道部につきましては、令和2年3月18日付にて、厚生労働省及び国土交通省より、新型コロナウイルス感染症により、公共料金の支払いが困難な事情にある方に対する水道料金等の対応が示され、支払いの猶予などの迅速かつ柔軟な対応を行うよう要請がありました。当市では、ホームページにてこのことを周知し相談に応じております。  現時点では、前年と比べ売上げが大幅に減少するなど、一時的に支払いが困難な状況にある1つの事業者より水道料金の猶予申請があり、4月請求分の支払いを2か月間猶予しております。今後も、引き続き相談に応じてまいります。  また、上水道・下水道は重要なライフラインであります。事業の安定的かつ継続的な業務を行っていくため、委託業者において時差出勤や交代業務を実施し、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に努めてまいりました。今後も引き続き、感染防止に努めてまいります。以上でございます。 11: ◯消防長(安川和宏君)[38頁]  消防署の今後の課題と対応でございますが、消防署の対応といたしましては、職員の感染防止に努めてまいりました。  主に、出動する職員に対し、全ての感染症に対応できる高機能マスク、ゴーグル装着に変更させるとともに、感染防止衣上下の着装の追加徹底をいたしました。感染症の疑われる患者を搬送した場合は、救急隊員着装の感染防止衣等を医療廃棄物として廃棄し、救急車の徹底消毒を実施するなど、対応してまいりました。  緊急事態宣言が解除されましたが、第2波、第3波に備えるため、今後も継続して感染防止対策を徹底していく必要があると考えております。  その対応に際し、課題として上げられることといたしまして、感染防止衣、資機材納入の遅延、高騰等が考えられます。当署といたしましては、現状の保有数や国の指針等を把握し、長期対応をできるよう対策を講じますとともに、職員の感染防止を徹底してまいります。以上でございます。 12: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[39頁]  教育について御答弁いたします。  新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急事態宣言が全国的に解除され、市内の小・中学校は学校を再開し、児童・生徒は学校に通い始めました。  3月2日から約3か月の間、子供たちは家庭に居続けました。多くの子供たちは、家庭で規則正しい生活を送っていたと思いますが、生活が乱れた子供もいると思います。また、小学校1年生は、学校生活にまだ慣れていません。休校に伴う子供たちの心身の変化に気づき、ケアが大切になります。  学校では、休校でなくなった授業時数の確保、授業の遅れが心配されます。3つの密を避けながら、学校生活、特に給食の安全の確保が大切になります。学校には教育活動の再開後のコロナウイルス感染の予防、年間を通じての学習時間を確保するための対応が求められていると考えます。  利用を休止していた社会教育施設、体育施設も、施設利用再開をいたしました。感染者が出ることがないよう、利用者の方にお願いするとともに、施設としても感染予防に努める必要があると考えています。以上でございます。 13: ◯6番(垣見啓之君)[39頁]  それぞれ御答弁ありがとうございました。  それぞれの部局で、日々感染予防、またそのほかの業務、本当に日々状況が変わること、一刻一刻でございますけれども、業務に当たっていただいております。  そのような状況の中で、皆さんそれぞれの各部局の業務に専念されていると思うんですけれども、いろいろ話を聞きますと、部局を超えたいろんな問題等もございます。そういったような状況の中で、ぜひ、津田副市長にお尋ねをしたいと思いますけれども、今、各部の部長さんに御答弁を頂きましたけれども、全庁的に見ますと、やはり横の連携といいますか、そういった部分が非常に役所として必要になってくる部分が多くあろうかと思います。そういった中で、副市長は御自身の役割をどのように認識されてみえるのかお尋ねをいたします。 14: ◯副市長(津田新太君)[39頁]  新型コロナウイルス感染症対策事業に関しましては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により影響を受けている市民の皆様や事業者の皆様への支援対策を迅速に実施する必要があると考えております。  今後も、新型コロナウイルス感染症対策につきましては、国や県の情報をいち早く収集し、また関係部署にしっかり目配りを行い、適切に指示をするとともに、市と市議会とのパイプ役となってコミュニケーションを図りながら、早期に施策などを決定・実施し、市民の皆様の生活や津島を元気にするための諸施策が展開できるよう努めてまいりたいと考えております。 15: ◯6番(垣見啓之君)[40頁]  今、副市長御自身でおっしゃられたとおり、本当に全庁的に目配りをしていただいて、目詰まりを起こさないように、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  それでは、各部長さんからそれぞれ課題や今後の対応について御答弁いただきましたけれども、その中から何点か再質問をさせていただきたいというふうに思います。  再質問は、市民病院と市長公室、そして教育委員会、あと総務部、そちらに質問させていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。  まず、市民病院には2点お尋ねをいたします。  全国的にも、感染症対策・防止ということで、病院の役割は本当に大変なものだというふうに思っています。また、ドクター、看護師をはじめ医療スタッフの皆様には、本当に日々神経を使いながら業務に当たっていただいているというふうに思いますけれども、そういったような状況でございますので、なかなか経営という、病院の経営ということに関していうと、厳しいものがあるかなというふうに感じるわけでありますけれども、そこでお尋ねしますけれども、まず、このコロナ禍の影響で、外来だとか救急の状況というのはどうなっているのか。また、今後の見通しについてどうかということについてまず1点。  そして、財政的にも厳しい状況が想定されるわけでありますけれども、国だとか県だとかそういったところへの財政措置については、病院としてどのような動きをされているのか。  以上、2点についてお尋ねをいたします。 16: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[40頁]  まず1点目でございますが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、一部病棟の利用制限などを行いました。また、患者さんが感染を恐れて受診を見合わせるといったことが全国的な傾向として見られ、当院におきましても、外来患者や救急患者が2割程度減少しております。  これらのことから、経営的には現時点では億単位の減収が避けられません。今後の見通しにつきましても、新型コロナウイルス感染症が終息しない間は厳しい状況が続くと推測しております。  あと、財政的な支援について、国や県に対しての要望でございますが、こちらにつきましては、院内で意見を取りまとめ、市を通じて国や県に対する要望を行いました。新型コロナウイルス感染症により大幅減収が見込まれる津島市民病院の経営支援、こちらのほうをお願いいたしました。以上でございます。 17: ◯6番(垣見啓之君)[40頁]  これから夏の暑い時期もそうですけれども、冬場に向けてコロナウイルスの第2波が心配されるわけでありますけれども、インフルエンザの流行とも重なるということも言われております。病院の受入れ体制ですとか、医療スタッフへの対応、そういったところに万全を期していただきまして、御対応よろしくお願いしたいというふうにお願いをいたします。  続きまして、市長公室のほうに質問をさせていただきます。  最近テレビとかでも、非常に地震速報とかが頻繁に流れまして、これから夏の梅雨、台風シーズンもやってくるわけでありますけれども、そういった中で、避難所の体制ということで、今年はコロナ対策というようなことも想定しなければいけないというようなことで、先ほどの公室長答弁の中にも避難所の間仕切りだとかというお話があったと思いますけれども、こういった避難所はどうしても3密と言われています密閉・密集・密接、そういったような状況に陥りやすい施設だと思いますが、市長公室には3点お尋ねをいたします。  まず1点が、3密を避けるための対策はどのようなものを考えてみえるのか。  そして2点目が、私がイメージするに、そういった対策を講じようとしますと、避難所の収容人数というのが、当然想定よりも少なくなるというようなことが考えられるわけですけれども、そういったような状況の場合は避難所はどうするのか、これが第2点。  それから3点目が、今回の補正予算でも計上されておりましたけれども、避難所の資機材・物資、そういったもの、消毒液等も含めまして、避難所が多く開設されるような状況に陥った場合に、そういったものの資機材は十分に備蓄がされているのかという以上3点についてお尋ねをいたします。 18: ◯市長公室長(安井賢悟君)[41頁]  それでは、避難所における3密を避けるための対策はということから、まず第1点目から答弁させていただきます。  避難所における3密を避けるための対策といたしましては、定期的な換気や間仕切りをするなどして、避難者同士の間隔を空けるなどの対策を考えております。間仕切りにつきましては、段ボール製の間仕切りなどでロの字型で2畳程度のスペースを検討しております。  また、感染防止対策として体温などを健康状態の確認や手洗い、せきエチケットなど、基本的な感染症対策を徹底し、体調が優れない方を一般避難者とは別のスペースで避難していただくなど、避難される市民の皆様が安心して避難していただける対策を図ってまいります。  次に2点目、避難所の収容人数の関係でございますが、発災した災害や被災者の状況などによっては、避難所の収容人数を考慮し、あらかじめ指定した指定避難所以外の避難所を開設するなど、通常の災害発生時よりも可能な限り多くの避難所を開設することが求められます。  市といたしましては、先行開設避難所であります8小学校を開設し、密閉・密集・密接の3密を避けるために教室を活用するなどして対応してまいります。また避難者数に応じて、4中学校や公共施設を順次開設する予定をしております。災害規模や状況などによって、避難所の不足が想定される場合には、広域的な避難も視野に入れ検討してまいります。  また、避難所が過密状態になることを防ぐため、可能な場合は親戚や友人の家などの安全な場所で在宅避難を検討していただくことも有効であると考えられますので、事前の準備として、市の広報やホームページなどにおいて周知を図ってまいります。  3点目ですが、感染防止対策としての資機材についてでございます。  感染症対策との備蓄資機材といたしましては、マスク、消毒液、体温計のほか、消毒用のペーパーやゴム手袋、密集を避けるための間仕切り等の手配を進めているところでございます。避難所で必要となる感染防止対策の物資につきましては、備蓄によるもののほか、災害時の物資の確保等に関する協定企業からの調達や、広域的な自治体間の協定による調達、そして国による自治体からの具体的な要請を待たずに必要な物資を緊急輸送支援するプッシュ型により、物資が供給される仕組みも構築されております。  市としましては、感染防止対策としての物資の確保に努めてまいりますが、市民の皆様には、いざというときのために、災害時の備えの中に感染防止対策として必要となるマスクや消毒液等の備えもお願いしたいと考えております。以上でございます。 19: ◯6番(垣見啓之君)[42頁]  避難所も、いざ感染症対策ということになると、危機管理課は避難所の運営だとかということになるかと思いますけれども、実際は健康推進課とも連携をして、衛生面だとか健康管理のほうにも、十分注意をしていただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。  続きまして、教育委員会のほうにお尋ねをいたします。  本当に3月の初めから、学校が休校措置ということになりまして、春休みまでの臨時休校で春休み明けの4月からは通常に戻るかなというふうに思っておりましたけれども、また休校延長と。また緊急事態宣言の発令に伴いまして、さらに休校が延長されて、結局のところ連休を明けて5月いっぱいまで休校措置が延長されたというような状況でありまして、学校現場の先生方も大変御苦労されて、子供たちも日々の生活になかなか規則正しい生活が送れなかったというようなお話も何人かの御父兄の方から伺いました。また、そんなような状況で、授業時間のことをよく言われております。  教育委員会は、特に学校教育については4点を伺います。
     まず今回の休校措置に伴い、夏休みを短縮するということになりまして、夏場に給食を提供するというようなことになるわけですけれども、まず1点は、夏場の給食、食中毒だとかいろんなことが心配されるわけでありますが、給食についての対応がどのようになっているのかということがまず1点。  2点目は、本当に夏場熱中症が心配される時期であります。昨年までに本当にエアコンの設備を小・中学校全て終わっていただいて非常によかったなというふうに思うわけでありますけれども、この熱中症と感染症予防に対する対策、これはどうなのかということが2点。  そして3点目が、臨時休校ということで、いろいろ授業の日程の確保でスケジュール的になかなか厳しい学校現場になるかと思いますが、各種の学校行事、修学旅行ですとか例えば体育祭・運動会、こういったような学校行事はどのようになっていくのか、これが第3点。  そして4点目が、また冬場にも第2波が来るのではないかというふうに危惧をされておる中で、今回もいろいろ全国的に話題になりましたけれども、オンラインの授業、この辺についてどのように対応されていくのか。また、各家庭で仮にオンライン授業をしようとしたときに、家庭におけるオンラインの環境がどの程度各家庭で整備されているのかというようなこと。  以上、4点についてお尋ねをいたします。 20: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[43頁]  まずは給食について御答弁させていただきます。  新型コロナウイルス感染症拡大予防による学校の長期休校に伴い、夏休み期間中に授業を行い、また給食を提供するということは初めての取組になります。  マスクの着用、手洗い、3つの密を避けるなどの感染症予防対策をしっかり行った上で、給食におきましては、食中毒を起こすことがないよう調理温度をしっかり上げて加熱するなどの温度管理や、食材加熱後の冷却作業が含まれるあえ物を控えるなど、栄養教諭を中心に細心の注意を払って献立の検討を行っています。  次に、感染症対策と熱中症に対する対策について御答弁いたします。  国は新しい生活様式における熱中症予防行動のポイントをまとめています。感染予防のためには基本的には常時マスクを着用することが望ましいですが、気候状況等により、熱中症などの健康被害が発生する可能性が高いと判断した場合は、マスクを外し、十分な距離を保つなどの配慮をするよう、また小まめな水分補給を心がけることなどが示されています。  近年の猛暑への対応において、お茶以外にスポーツドリンクにて水分補給をすることや、首を冷やすタオルなどの持参についても周知しています。教室における熱中症予防には、エアコンの活用が有効ですが、3つの密のうち、密閉を回避するため、エアコン使用時におきましても換気は必要で、定期的に数分間程度窓を開けることを考えています。登下校時の熱中症対策につきましては、今使っている雨傘を日傘として使うことなどを検討しています。  続きまして、学校の各種行事について御答弁いたします。  約3か月間の休校に伴い、4月には始業式を中止し、春に予定していました修学旅行や6月、7月に予定していました野外教育活動は、10月から12月の秋から冬の時期に日程変更をして行う予定です。また、授業時間数の確保や、その学年の教育課程を終えるため、9月から11月に予定しています小学校での運動会や学習発表会、中学校での体育祭や文化祭については時間の短縮や中止を検討しています。その他の行事では、昨年実施いたしました地域と合同で行う防災訓練、がん教育を中止することといたしました。  続きまして、オンライン授業の取組、そして家庭におけるオンライン環境について御答弁いたします。  津島市におきましては、学校休校中にオンライン教育を試行することとし、具体的には昨年度、今年度にパソコン教室のデスクトップパソコンの入替えで導入するタブレット端末のソフトを活用し、子供たちのノートを画面上で点検することや、提出物のやり取りを行うことと、テレビ会議を組み合わせて自宅と学校との間でオンライン教育を目指しました。5月21日には、試験的に東小学校の6年生でテレビ会議アプリを活用した朝の会を行い、8割近い子供たちが家庭にあるパソコンやスマホで参加いたしました。  今後につきましては、今回の実践を参考にして、市内の全小・中学校において活用できるよう、段階的に準備を進めていきたいと考えております。  児童・生徒の家庭でのオンライン環境の状況につきましては、4月の課題配付時に家庭学習に使用できるパソコン・タブレット・スマートフォンの環境状況などについてアンケートを実施しましたところ、全体で9割以上の家庭で使用可能な状況で、そのうち終日使用可能は7割以上の回答を頂きました。  なお、家庭学習で使用できる機器が整っていない家庭の児童・生徒の方への対応につきましては、教科書に沿った家庭学習を進めるために作成された授業の手引書などを活用していくことになります。以上でございます。 21: ◯6番(垣見啓之君)[44頁]  オンライン授業というのは本当に、緊急避難的な措置だというふうに思いますけれども、そのような事態に陥らないように願うわけですけれども、今、国のほうでもGIGAスクール構想ということで、1人1台パソコンやタブレットを配置するというようなことになっております。  この冬までにはなかなか厳しいものがあるかなというふうに思いますけれども、ぜひタブレットやパソコンを使うにしても、実際学校の教室で、対面で先生と生徒が授業を行うということが非常に重要だというふうに思いますので、そういったような環境をなるべく工夫してつくっていただけるようにお願いをしておきます。  続きまして、社会教育のほうに1点お尋ねをいたします。  6月から社会教育施設、スポーツ施設が再開されて、利用が可能になりました。この利用の運用について確認をさせていただくわけですけれども、利用者の申請に当たっては、住所や氏名の個人情報を提出するというようなことの運用になっているわけでありますけれども、このことについてまず1つ、対象となる施設は全ての施設なのかというようなことが1つ。  そして、この名簿の提出の運用は期限をいつまでとしているのか。  そして3つが、実際の利用申請はどのような流れになるのかということ。  以上、3点についてお尋ねをいたします。 22: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[45頁]  社会教育課所管施設の利用再開に当たって、全ての施設において利用者名簿の提出を求めているかという件につきまして、まず御答弁させていただきます。  市立図書館を除き、生涯学習センター、錬成館など社会教育課が所管する施設では、利用再開に当たり、当面の間利用者名簿の提出をお願いしております。御記入いただきました名簿につきましては、新型コロナウイルス感染拡大防止に対することに限り使用させていただきます。保管期間は潜伏期間を考えて4週間とし、その後廃棄いたします。  図書館の入館者名簿作成に関しましては、報道されていますように感染拡大防止対策の一つとして、利用者を把握する必要があるための名簿を作成するという考え方がある一方で、利用者の秘密を守るという図書館の理念に則して名簿は作成しないとの相反する考え方がある中で、本市の図書館といたしましては、利用者名簿は作成しないこととしております。万が一、図書館を利用された方から感染者が発生した場合には、貸出返却の利用者データを公的機関に提供する場合があることを周知し、理解を求めております。  続きまして、名簿の提出期限の予定について御答弁させていただきます。  現時点では、5月25日に国から示された新たな基本的対処方針、5月26日に策定されました愛知県新型コロナウイルス感染拡大予防対策指針を踏まえ、新しい生活様式が定着するまでの約2か月間の移行期間を想定しております。  国・県では、この移行期間においても、おおむね3週間ごとに感染状況や感染拡大リスク等について評価を行いながら、種々の活動を段階的に緩和することとしております。本市においても、今後の国・県の動向を参考に対応してまいります。  続きまして、利用者名簿の提出について御答弁させていただきます。  生涯学習センターなどの貸館施設は、申請時に利用当日の利用者名簿の提出をお願いしますと説明させていただき、御理解を頂いた上で利用申請をされております。当日、利用者名簿の提出に御協力いただいている状況でございます。以上でございます。 23: ◯6番(垣見啓之君)[45頁]  個人情報の管理だけはしっかりとしていただきたいということだけ申し述べておきます。  あと、教育で1つ、浅井教育長にお尋ねをいたします。  このコロナの影響で様々な行事、イベントが中止になっているわけですけれども、その中で、例えば高校でいうと高校野球が中止になったりとか、インターハイが中止になったりとかというようなことがございます。  中学校においても、全国の中学校体育大会が中止になったということを受けて、各地の予選まで全て中止というような流れであります。中学校3年生がこのまま自然消滅的に引退というような状況になっているわけなんですけれども、あまりにもちょっと気の毒だなというようなことがありまして、何か、特に今回中学校3年生についてだけでも、何かいろんな措置が取れないかなというふうに思うわけです。  そこで、教育長に伺うわけですけれども、そもそもの海部地区の総体のようなきちっとしたものが無理だとしても、何かの形の、中学校3年生が部活動を引退するに当たって、一つ切りをつけるといいますか、けじめをつけるというか、そんなようなことをやっていただくことはできないかということですけれども、お願いというか要望も含めまして、教育長の見解をお尋ねいたします。 24: ◯教育長(浅井厚視君)[46頁]  今年度は、東海ブロックで予定されていた全国中学校総合体育大会の夏季大会が全て中止となり、東海も、県も、西尾張も、そして郡市大会も全て開催中止となりました。これまで、それぞれの活動に取り組んできた生徒、それを応援してきた教師、保護者、各種スポーツ団体の指導者の皆さんのことを思うと、断腸の思いです。  そこで、海部地区の教育長の集まりである海部教育長会は、中学3年生の一つの区切りとなる大会を、引退試合であるメモリーズマッチの計画をお願いしました。  それぞれの種目、部ごとで交流試合をするかについて話し合い、必要と認めた種目は、7月11日以降の土曜日、日曜日で近隣の中学校と連絡を取り合い、試合をすることになりました。原則7月中に終わるということです。手洗いや換気に加え、水分補給や熱冷ましなど、熱中症対策に万全を期していきたいと思っております。  ただし、生徒間の濃厚接触が考えられる相撲、柔道、剣道は残念ながら開催ができません。また、吹奏楽部についても全ての大会が中止となり、発表の場がなくなりました。今後、地域の感染状況等を勘案し、市内や学校内のイベント、行事で発表の場を設けていきたいと思っています。  教育委員会は、以上のようなイベントを応援していくつもりです。 25: ◯6番(垣見啓之君)[46頁]  本当にぜひよろしくお願いいたします。  本当に切りをつけるという意味でもありますし、そういったことを経て、次へ進むという意味もございますので、ぜひ中学校3年生への御配慮をよろしくお願いしたいと思います。  最後に、総務部のほうに財政についてお尋ねをします。  本当にこの新型コロナのこの状況は、昨年の当初予算の編成時には全く予想はされていない、そんなような想定外の状況が起こっているわけであります。  当然のことながら、当初見込んでいた税収もなかなかそのようにはいかないだろうなということも予想されますし、そのことも含めまして、4点通告させていただいていますけれども、時間もなくなってきましたので、簡略で、部長には申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。  まず1つが、こんなような状況ですので、来年度予算の編成についてはちょっと早めからの対応が必要になるんじゃないかなというふうに思うわけですけれども、その辺の対応をどのように進めていくかということが1点。  そして2点目は、財源確保ということもありまして、今年度、不要な事業というのはないかもしれませんが、不急な事業、これをどのように見直していくか、これが2点。  そして3点目、地方創生の臨時交付金の絡みと市の独自事業の状況が今後どのようになっていくのかということ。  そして、最後4点目は、財政運営、本当に持続性ということをよく言われますけれども、今年度については、緊急性だとか柔軟性というところも非常にポイントになるのかなというふうに思いますので、その辺についての考え方。  以上、4点について御答弁をお願いします。 26: ◯総務部長(渕上晴弘君)[47頁]  4点の御質問に御答弁申し上げます。  まず税収の減収が見込まれる中、来年度の予算編成をどのように進めていくかということでございますが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大は、来年度予算編成にも影響を及ぼすものと考えております。  現段階では、予算の規模などを想定することはできませんが、かなり厳しい状況になるのではないかと考えております。  例年、予算編成は10月頃から取り組んでおりますが、今から社会や経済の動向を注視し、国・県の支援策などの情報収集に努めるなど、しっかりと準備をしていきたいというふうに考えております。  次に、財源確保のための事業の見直しについてでございますが、既に今年度事業について、中止や延期した事業もありますが、新型コロナウイルス感染症対策事業など、必要な事業も実施するため、市の持続性を確保するため、また来年度予算編成に向けましても、不急の既存事業の中止や延期、実施時期の見直しなどの検討をし、財源確保に取り組んでいく必要があると考えております。  次に、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金と市の独自対策の現状でございますが、市の独自の新型コロナウイルス感染症対策事業といたしましては、第1弾として、学校給食費無償化事業、出産特別給付金事業、市内事業者応援事業、健康づくり・飲食店応援券事業など12事業を実施いたします。  予算規模といたしましては、愛知県とともに実施しております新型コロナウイルス感染症対策協力金支給事業と合わせまして、市負担ベースで約3億7,000万円となっております。一方、津島市に交付される予定の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の国の1次補正予算分は約1億9,000万円となっております。  今後、国の2次補正予算におきましても、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金が計上されており、今のところ額は未定でございますが、津島市へも交付される予定でございますので、追加の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用しながら、第2弾、第3弾と、さらなる新型コロナウイルス感染症対策事業に取り組んでまいりたいと考えております。  最後に、今後の対応でございますが、予想される厳しい状況の中、市の持続性が低下することのないよう留意しつつも、必要な事業をしっかりと展開していく必要があると考えております。  議員お示しのとおり、緊急時であるとの認識を持って、市民の皆様の生活の安定、地域経済の回復など、必要な対策に効果的に財源を投入できるよう、的確・柔軟に財政運営を行っていきたいと考えております。以上でございます。 27: ◯議長(日比野郁郎君)[48頁]  垣見議員に申し上げます。  申合せ時間を経過しようとしておりますので、議事運営に御協力を頂きますようお願いいたします。 28: ◯6番(垣見啓之君)[48頁]  本当にそれぞれ御答弁ありがとうございました。  各部局におかれましては、引き続き市民生活の低下を招かないように、御対応のほうをよろしくお願い申し上げまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 29: ◯議長(日比野郁郎君)[48頁]  ここで、15分間休憩いたします。        午前10時00分 休憩  ──────────────── ◇ ◎ ◇ ────────────────        午前10時15分 開議 30: ◯議長(日比野郁郎君)[48頁]  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、森口達也君の発言を許します。        13番 森口達也君〔登 壇〕(拍手) 31: ◯13番(森口達也君)[48頁]  おはようございます。  まず、新型コロナウイルスの感染症によりお亡くなりになられた方々への御冥福をお祈り申し上げますとともに、罹患された方々へ心よりお見舞い申し上げます。  それでは、通告に基づき、今回は新型コロナウイルス感染症対策に関して、件名1.学校における新型コロナウイルス感染症に関する件、件名2.複合災害に関する件、件名3.消防行政に関する件の3件から質問をさせていただきます。  さて、この新型コロナウイルスの特別措置法に基づく緊急事態宣言が4月7日に発令され、5月25日に全面解除されるまでの約1か月半もの間、自粛生活を余儀なくされ、「ステイホーム」を合い言葉に感染予防対策として取り組んでまいりました。  そこで、件名1.学校における新型コロナウイルス感染症に関する件として、まず要旨1.学校での新しい生活様式についてでありますが、小学校が5月25日から27日の2日間にて分散登校、中学校が26、27日にて分散登校ということで、各小・中学校がともに順次再開されております。  しかしながら、緊急事態が解除されたとはいえ元どおりのような生活スタイルではなく、人との間隔をできるだけ2メートル空けるとかマスクを着用する、帰宅したら手や顔を洗い着替えるなど、再拡大防止のための新しい生活様式を堅持していかなくてはなりません。そこで、文部科学省から学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル、学校の新しい生活様式が示され、それに基づいての学校内での生活を進めていくことになるようです。  そこで、まず確認させていただきますが、具体的にどのように取り組まれるのかお答えください。 32: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[49頁]  議員お示しのとおり、学校の衛生管理の観点から、令和2年5月22日に文部科学省から学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアルが示されました。  マニュアルにおきましては、新しい生活様式の実践例、地域ごとの行動基準、教育委員会や学校の役割、そして学校における基本的な新型コロナウイルス感染症対策についてなどが示されました。  また、新しい生活様式を踏まえた学校の行動基準では、身体的な距離の確保、感染リスクの高い教科活動、部活動について、地域の感染レベルに応じて示されています。  今後、学校での教育活動を行っていくに当たり、感染レベルに応じた対応と3つの密を避けること、マスクの着用、手洗いを柱に感染対策を継続し、児童・生徒及び教職員の感染リスクを可能な限り低減することが大切と考えています。以上でございます。
    33: ◯13番(森口達也君)[49頁]  それでは、地域の感染レベルに応じた行動基準が示されておりますけれども、当市の感染レベルは幾つに該当するのか、そして感染リスクが高い教科に関しての活動はどのような対応なのか、また部活動についてもお答えください。 34: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[49頁]  文部科学省は、5月14日に緊急事態宣言が解除された39府県にある学校はレベル1に相当するとの見解を出しており、当市の感染レベルは1に相当すると考えています。  レベル1の地域での学習活動は、できるだけ個人の教材教具を使用し、児童・生徒同士の貸し借りはしないことや、器具や用具を共有で使用する場合は使用後の適切な消毒や手洗いを行わせることなど、可能な限り感染症対策を行った上で実施を検討することとしています。  感染リスクの高い教科活動につきましては、各教科等で共通する活動として児童・生徒が長時間近距離で対話形式となるグループワークなどや、理科における児童・生徒同士が近距離で活動する実験や観察、音楽における室内で児童・生徒が近距離で行う合唱及びリコーダーや鍵盤ハーモニカ等の管楽器演奏などがあります。  また、部活動につきましては運動不足の生徒もいると考えられるため、生徒のけが防止には十分に留意し、体調不良時は部活動への参加を見合わせ自宅で休養するよう指導することや、生徒の健康安全確保のため、生徒だけに任せるのではなく教師などが活動状況を確認することなどに留意し、可能な限り感染症対策を行った上で通常の活動を行うこととしています。以上でございます。 35: ◯13番(森口達也君)[50頁]  先ほど、感染レベルがレベル1ということでありますけれども、そうしますと、この1クラスでの教室での授業体制、生徒・児童間の間隔をある程度取らなきゃいけないということを当てはめていくと、1クラスでの授業体制は何名になるのか。また、クラスが分散して授業が余儀なくされることになる場合も想定されます。教員の体制も考えなくてはなりません。  現状の人員での年間カリキュラムを修了するには非常に困難ではないのかなというふうに思いますが、そこで今後どのような予定で進めていかれるのかお答えください。 36: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[50頁]  津島市の地域の感染レベルは1と判断されていますので、教室での授業体制といたしましては、1クラス40名までの授業が可能であると考えております。  ただし、学校再開後におきましては児童・生徒の安全を第一に考え、クラスの人数や学年に応じて特別教室などの広い教室を使用して授業を行うところ、学校が再開後の間もない間だけ特別教室などを活用し、分散して授業を行うところがあります。その場合には、学校の教務主任や校務主任の先生方が授業を行います。以上でございます。 37: ◯13番(森口達也君)[50頁]  授業科目によっては分散して特別教室などを使いながら授業を行うという御答弁でありましたけれども、確かにこの勉強の遅れ、この3か月間という休校という勉強の遅れを取り戻すための授業を進めていくことは、これは非常に重要なことでありますけれども、しかしながら、それ以上に最優先で取り組んでいかなくてはいけないのが、夏休みよりも長い期間学校が休校しており、いざ学校が再開されたことを重荷に感じる子供たちが必ずいるのではないかということであります。  子供たちをふだん以上に注意深く見守り、必要に応じて心のケアを行っていくことが重要であると思います。そのための体制づくりとしてどのように取り組まれる予定なのか、お聞かせください。 38: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[50頁]  子供たちの心と身体の状況を把握した上で学習活動を進めていきたいと考えています。そのためには、毎日の健康チェックを行うとともに、心のケアに重点を置くことが大切であると考えます。  児童・生徒の心のケアを行う上では、スクールカウンセラー、教師による相談活動や適応指導教室の相談員へ相談できる体制を整えています。  また、教職員のメンタルヘルスについても同様に、いつでも何でも相談できる職場環境が大切であると考えております。以上でございます。 39: ◯13番(森口達也君)[51頁]  今の答弁で、児童・生徒の心のケアを行う上でスクールカウンセラー、教師による相談活動というふうに言われましたけれども、現状、そのスクールカウンセラーの人員配置はどのようになっているのかお答えください。 40: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[51頁]  津島市のスクールカウンセラーの配置につきましては、県からの派遣で中学校は各校に1人ずつの4名、小学校は4校に1人の2人で、合計で6名の配置になっています。  そのほかに、市雇用のスクールカウンセラーが小・中学校合計で2名おります。以上でございます。 41: ◯13番(森口達也君)[51頁]  スクールカウンセラーの先生が合計で6名で、市雇用で2名で合計8名ということになりますけれども、学校現場では過度に子供たちへの負担をかけないように授業のスケジュールを組み直して進めていきながら心のケアの充実を図っていかなくてはならないというふうに思います。教員の皆さんにかかる負担は大きいと言わざるを得ません。  そこで、国として2次補正予算で教員や学習指導員の追加配置の予算が組まれましたが、当市としての見解をお聞かせください。 42: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[51頁]  議員御指摘のとおり、国の2次補正予算の項目におきまして、学習保障に必要な人的体制の強化のうち、子供たち一人一人の学習定着度に応じたきめ細やかな指導を図るための複数の教員が役割を分担し、協力し合いながら指導するチームティーチング指導などを行う学習指導員の追加配置がございます。  各小・中学校へ希望調査を行った上で、小学校は1校で1名、中学校も1校で1名の合計2名の追加配置を要望しているところでございます。 43: ◯13番(森口達也君)[51頁]  先ほどのスクールカウンセラーが合計で8名と、そして学習指導員の追加配置が2名と、これは各学校で希望調査を行った上で、小学校1名で中学校で1名の合計2名ということになるわけですが、果たしてそれで十分に対応できるのか、とても疑問に思うところでありますけれども、例えば文部科学省で学校・子供応援サポーター人材バンクというのが打ち出しをされておるんですけれども、緊急募集中ということでこういったチラシが文科省のほうから出ているわけなんですけれども、これというのは元教員の方、退職された方ですとか、教員を目指す学生さんを広く募集をかけて登録していただいて、各地域の学校へ派遣を、希望があれば派遣をするという、そういった事業を文科省で推奨しておりますので、これもしっかりと利用していただいて、今後本当にどういう事態が起こるか分かりませんので、やっぱり教員の体制というのはしっかりと盤石にしていく必要があるというふうに思いますので、これは要望しておきますのでよろしくお願いします。  それでは、次に要旨2としまして、GIGAスクール構想実現についてでありますけれども、この件に関しまして3月議会でも取り上げさせていただきましたが、政府として、新型コロナウイルスの感染拡大に対応する緊急経済対策として小・中学生全員にパソコンやタブレット端末を1台ずつ配るGIGAスクール構想が前倒しされ、今年度内に配られる見通しとなるようです。  新型コロナウイルス感染対策として、3月2日から約3か月間という長期にわたり全国一斉臨時休校となってしまいましたが、これから様々なことを学んで成長していく子供たちにとって、この空白の3か月間というのは非常に大きいと思います。  そこでお聞きしますが、教育委員会として、また個々の小・中学校として勉強の遅れを出さないための対策は何か講じられていますか。また、どのように考えておられるのかお聞かせください。 44: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[52頁]  新型コロナウイルス感染防止のため、小・中学校では今年の3月から臨時の休校を行い、授業の遅れが心配されます。  市教育委員会としましては、子供たちの命の安全、健康第一が一番の目標であります。命の安全を確保した上で学力をつける取組、思い出多き学校生活をつくり上げる環境づくりを進めることが大切であると考えております。  学校再開後は、授業時間数の確保や教育課程を終わらせることだけに焦ることなく、知識の詰め込みを行うことのないよう、学校で教育課程を見直し、学習活動内容を削減するなどの工夫をしていきたいと考えています。  また、市の取組ではありませんが、臨時休校中に海部地区の7つの教育委員会も応援いたしました子供たちに授業でメッセージを伝えようプロジェクトは、海部地区の有志の学校の先生方が出演する授業レターの活動で、ケーブルテレビを活用し、4月30日から5月31日の期間に行われました。  午前10時から12時と、午後2時から4時の各2時間で6から7こま、1こま20分程度で、教科書は使わず、小・中学校の学習内容を元に家庭学習のワンポイントアドバイスや、基礎、基本の復習、復唱などを、国語、算数、数学、社会、理科、英語などで行われました。以上でございます。 45: ◯13番(森口達也君)[52頁]  しかし、先ほど要旨1で学校での新しい生活様式についてお聞きしましたが、しばらくは第2波、第3波が発生する危険性があり、それに備えて各企業が行っている在宅でのテレワークへの移行が進められているように、各小・中学校でも在宅での授業を受ける体制と併用しながら勉強を進めていく必要性があると感じます。  その点に関しての見解をお聞かせください。 46: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[53頁]  津島市におきましては、現在のところ、1人1台の端末の整備が進んでおりません。また、学校での教育課程の在り方において、家庭にいながら授業を受ける体制につきましては構築がされていません。  今回の長期の休校中に市内の学校の先生方が研究し、授業の手順書を作成して家庭学習に役立ててもらう取組を行いました。  また、一部の学校での試験的な取組ではありますが、タブレットやスマートフォンなどの機器の環境がある家庭の方に、学校と家庭の双方向を画面でつなげて活用したテレビ会議に参加をしていただき、健康状況の確認や課題に対する質問のやり取りを行いました。以上でございます。 47: ◯13番(森口達也君)[53頁]  それでは、このGIGAスクールの1人1台というコンピューターの設置に関して、先進的に熊本市が取り組まれているんですよね。  熊本市というのは、2018年に教育ICTプロジェクトというのを立ち上げて、1人1台ということで推進を、事業を進めておられ、要は、内容としては場所を選ばず、家でも修学旅行中でも、どこでも使えるということを重視してタブレットや通信環境を整備してこられたそうなんですね。  そこの教育長さんが、こういうふうに言われているんですよ。今回のコロナ感染が起きて、学校と子供たちがオンラインで双方向のやり取りができることの大切さがよく分かりました。今まで教室だけでタブレットを使おうとしていたり、1人1台は要らないと言っていたりした学校や自治体は考え直さなくてはならないでしょう。不登校の子供たち、ここが重要なんですけれども、不登校の子供たちもタブレットがあれば授業に参加できるかもしれない、今回のことで学校や自治体の考え方が変わって学校が再開されたときには今までと違うやり方になることも多いと思いますというふうに熊本市の教育長さんはおっしゃっていますので、この先進的なそういった事例も参考にしていただきながら進めていただきたいというふうに思います。  それから、先ほども申しましたけれども、第2波、第3波が発生した、特に分散登校、そして教室を分けたオンライン授業を開始することを想定しなければなりません。そのためにも、全小・中学校にパソコンやタブレット端末を1人1台ずつ提供することが必要です。その見解をお聞かせください。 48: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[53頁]  国のGIGAスクール構想におきまして、当初1人1台の端末の整備を令和5年度までに整備する目標を掲げ、3人に1台の整備について地方財政措置が執られております。そのため、当市におきましては財源や市全体の事業等を鑑み、まずは令和5年度までに3人に1台の整備を目指す方針としておりました。  しかしながら、今回の新型コロナウイルス感染拡大対策における学校の臨時休業等の緊急時のICTの活用により全ての子供たちの学びを保障できる環境を早急に実現するため、令和2年度の補正予算において、国は端末の整備目標を4年間から今年度へ大幅に前倒しをして実施することとなりました。  今回の国の前倒しに対応していくために、可能な範囲で国の補助事業を活用しながら、児童・生徒1人1台の端末を整備していきたいと考えております。以上でございます。 49: ◯13番(森口達也君)[54頁]  今回、国が前倒しして1人1台という構想、予算を立てるということで、国の予算を、補助事業を活用しながらという答弁でありましたけれども、そうしますと1人1台提供となると何台が必要になるのか。  児童・生徒だけでなく、教職員の方も必要になると思いますので、その総数と、あと総額幾らになるのかお答えください。 50: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[54頁]  今回、国で整備をするように求めているのは児童・生徒用の端末であります。  教職員用につきましては、令和元年度と令和2年度でパソコン教室のデスクトップパソコンをタブレット端末に入れ替えるのに合わせまして、各学校10台のタブレット端末の整備を予定しています。  国が補助の基準としている児童・生徒数は、令和元年度5月1日現在の人数でありますので、1人1台の端末整備に必要な台数は4,694台になります。そのうち、令和元年度と令和2年度でパソコン教室の端末を入れ替える分は480台になりますので、残りの4,214台の整備が必要になります。  現在のところの総額につきましては、現在のところの大概算になりますが、総額で5億円ほどを見込んでいます。以上になります。 51: ◯13番(森口達也君)[54頁]  総額で約5億円ほどということで、これはとても市の財源でというのはとてもじゃないけど厳しいなというところでありますけれども、それでは教育長にお聞きいたしますが、今後の新しい生活様式に基づいた学校生活と授業の進め方、またGIGAスクール構想実現に向けたお考えをお聞かせください。 52: ◯教育長(浅井厚視君)[54頁]  市の教育委員会は、これまで子供たちの安全・安心な学校生活を第一に掲げ、取り組んできました。また、子供たちの心と体の状況を把握した上で学習活動を進めていきたいと考えています。そのために、毎日の健康チェックを行うとともに、心のケアに重点を置いた学校生活を目指しております。  5月末に小・中学校で分散登校を行い、6月1日から小学校は4日まで、中学校は1日から全員登校を行っています。午前日程で、あくまでも学校生活に慣れること、先生方に子供たちの生活や学習状況をつかんでいただきたいということを思っております。  慌てない、命を最優先、この姿勢は今後も変わりません。学校生活において、先ほどありました新しい生活様式。3つの密を避けること、マスクの着用、手洗い、教室内の換気を柱に、新しい生活様式に基づく感染対策を継続します。  これからの季節、熱中症対策も頭に置きたいと思っております。また、学習面ではグループワーク、調理実習、音楽の合唱、対面式の学習はできるだけ避けるなど、身体的距離、フィジカルディスタンスを心がけたいと思っております。  GIGAスクール構想につきましては、今回のコロナウイルス感染症の拡大を抑えるため臨時休校となり、学校の在り方が問題となりました。津島市においては、昨年度と今年度で整備していただくタブレットのソフトを活用した子供たちのノートをパソコン上で点検、提出物のやり取りと無料のテレビ会議アプリを組み合わせ、予習課題を出し、オンラインで質問を受け付け、課題を提出することを目指しました。実際に、5月21日には東小学校の6年生が無料のテレビ会議アプリのZoomを活用した朝の会を行いました。8割近い子供たちが、家庭にあるパソコンやスマホで参加しました。  今後、この実践を市内の全小・中学校に広げていきたいと考えています。学校のほうも、少しずつこれに向けての準備を進めています。  また、これからデジタル教科書への対応も進めていかなくちゃいけません。この機会に、1人1台タブレットの整備を進めていきたいと考えています。以上です。 53: ◯13番(森口達也君)[55頁]  それでは、市長にお聞きしますけれども、今回の2次補正の地方創生臨時交付金でGIGAスクール構想への支援事業として活用できるようであり、今回、オンライン学習を推進していくためにも整備するべきと考えますが、いかがでしょうか。お聞かせください。 54: ◯市長(日比一昭君)[55頁]  新型コロナウイルス感染症対策のため休校措置を受け、GIGAスクール構想、この重要性が高まっておるところでございます。  私は、津島市の明日を担う子供たちにすばらしい教育環境を整備していきたいという熱い思いから、今回、6月に追加補正予算といたしまして児童・生徒1人1台の端末整備に必要な4,214台、予算といたしまして約5億円を上程することといたします。  議会の議決を頂きまして、今年度中の整備を目指してまいります。以上です。 55: ◯13番(森口達也君)[55頁]  じゃあ、ぜひとも今年度中に1人1台の整備をよろしくお願いいたします。  それでは、次に件名2の複合災害対策に関する件でありますけれども、先月の25日に開催された第4回臨時議会において、複合災害対策事業として避難所での感染防止策に必要な備蓄品を購入する補正予算が可決されましたが、これから梅雨入りとなり、水害の危険性が危惧されます。  そして、夏から秋にかけて台風シーズンが到来します。  昨年、関東・甲信、そして東北地方を襲った台風15号、台風19号による被害は記憶に新しいところであります。また、今年3月に北海道標津町に大雨による避難指示が出て、町の体育館に住民が次々と集まり、一定の間隔を確保するために職員が誘導したところ、500人入るはずが約200人でいっぱいになり、急遽別の避難所を開設したそうです。  内閣府は、避難所での新型コロナの感染拡大を防ぐため、避難者が分散できるように、事前に定めた避難所以外にもホテルなどの宿泊施設を活用し、通常よりも可能な限り多くの避難所の開設を求める内容の通知を出しております。  先日、我が会派として、地域住民が安心して安全に避難所を利用できるよう、避難所における感染防止対策の強化を求める要望書を提出させていただきました。  そこで、要旨1として、避難所における感染症防止対策についてまずお聞きしますが、備蓄品はどこで保管をしてどのように管理をしているのかお答えください。 56: ◯市長公室長(安井賢悟君)[56頁]  避難所における感染防止対策についての備蓄品、マスク、消毒液、体温計、こういったものにつきましては、新型コロナウイルス感染症の感染と、地震、台風などの災害が同時期に発生すること、こういったことも想定し、主に1次避難所の小・中学校12か所に保管する予定としております。  また、マスクと消毒液につきましては、購入後は使用期限に合わせ毎年一定量購入し、ローリングストックをしながら計画的に備蓄するよう考えております。  使用期限が残り1年程度となりましたら市民病院で活用するなどの予定をしておるところでございます。以上でございます。 57: ◯13番(森口達也君)[56頁]  先ほど垣見議員の質問で、避難所における感染防止対策として定期的な換気や間仕切り等で避難者同士の間隔を空けるなどの対策を考えているという答弁がありましたが、その前の段階として、受付時において個々の避難者の健康状態、体温を測るとかそういったことを確認する必要があると思います。そのためのチェックリストを用意して記入していただき、個々の健康状態を把握する必要があるというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。 58: ◯市長公室長(安井賢悟君)[56頁]  避難所における健康観察のためのチェックリストにつきましては、感染防止対策として受付時に実施いたします体温などの健康状態を確認する上で、こうしたチェックリストが必要であるというふうに考えております。  このチェックリストにより健康観察を行うことで、体調が優れない方を一般避難者とは別のスペースで避難していただくなど、迅速な対応ができるものと考えております。以上でございます。 59: ◯13番(森口達也君)[56頁]
     3密を避けるために避難所を開設すると、多くの避難所を開設するということに関しては、先ほどの垣見議員の質問にもありましたね。この質問はちょっと割愛させていただきますが、次としまして、現在指定されている1次、2次避難所の収容人員を、現状と感染防止のための対策、最低限の間隔を保つなどの措置をした場合、それぞれ何名ずつ収容可能なのかお聞かせください。 60: ◯市長公室長(安井賢悟君)[57頁]  避難所の収容可能人員につきましては、1人当たりの必要占有面積を短期避難と長期避難とに分けております。  算出方法といたしましては、短期避難は緊急対応初期段階で就寝可能な占有面積として1人当たり2平方メートル、長期避難は避難生活が長期化し、荷物置場を含めた占有面積として1人当たり3平方メートルで収容可能人員を算出しております。  小・中学校や公共施設の1次避難所と、保育園、幼稚園、高等学校の2次避難所における短期避難の収容可能人員の合計は3万303人であり、長期避難の収容可能人員の合計は2万193人であります。  なお、感染症の感染拡大時期と災害発生が重なり複合災害となった場合、3密を避けるために避難所において避難者同士の間隔を空ける対策が必要であります。その場合の収容可能人員は、1人当たりの必要占有面積を4平方メートルとして試算いたしますと、合計で1万5,151人となります。  災害規模や被災者の状況等によっては避難所が不足することも想定されますので、市民の皆様には事前の準備として安全な場所への広域的な避難や、親戚や友人宅の安全な場所での在宅避難も検討していただければというふうに思っております。以上でございます。 61: ◯13番(森口達也君)[57頁]  収容可能人員が今の答弁で、短期で3万303人、3密を避けた対策を取ると1万5,151人と、約半数になってしまいます。それでは6万2,000人の市民の命を守るべき避難所として到底対応し切れるスペースではありません。  先ほどの垣見議員の答弁の中にもありましたけれども、親戚や友人の家等の安全な場所で在宅避難を検討していただくことも有効であると考えられるというふうに言われておりましたけれども、これもあまり悠長なことは言っておられないと思うんですよね。  先ほど言いましたように、梅雨も今日梅雨入りするのかどうかという段階でもありますし、台風シーズンもすぐに来てしまいます。そうしたときに、市民の方に、本当に知人、友人のところに避難できるんであればそうしてくださいでは、やっぱりいざというときに避難できないんですよ。だから、早急にどこに避難をすべきなのかということもしっかりと周知していく必要があると思います。  市民の命を守る施策として早期に実施していただくことを、これは強く要望させていただきます。  次に、感染防止対策として段ボールの間仕切り、段ボールベッド、パーティション等の備蓄が必要であると思いますけれども、現状の備蓄状況と今後の追加予定をお聞かせください。 62: ◯市長公室長(安井賢悟君)[58頁]  間仕切りやパーティションは感染防止対策として有効と考えており、その必要性は認識しております。  現在、市では段ボール製で50部屋分を備蓄しておりますが、今後、追加配備をする方向で検討をしております。  避難所生活が長期になり、間仕切りやベッド等を充足しなければならない事態となった場合には、災害時に段ボール製の物資を供給いただける協定企業に要請し、物資の確保に努めてまいります。以上でございます。 63: ◯13番(森口達也君)[58頁]  それ以外にも、例えば昨年の台風15号で被害を受けた千葉県南房総市では、体育館に幾つものテントを張って避難者同士の接触を少なくするという対策も講じられたそうでありますので、それ以外にも様々なそういった備蓄品があるのではないかなと思いますので、しっかりと精査をしていただいて必要なものは備蓄をしていただく、これも地方創生臨時交付金が活用できますので、このときにしっかりとそろえていただくということをしっかりと要望させていただきます。  それでは、次に要旨2の避難行動についてでありますけれども、避難行動要支援者制度の体制については、私、この議会で何回かお聞きをしておりますので、次のところで消防団や防災ボランティア等の方が安全かつ円滑に避難者支援に携われるように支援団体の強化を図り、特に避難行動要支援者の支援体制の強化を図る必要があると思いますけれども、そのところの見解をお聞かせください。 64: ◯市長公室長(安井賢悟君)[58頁]  避難行動要支援者の支援体制の強化はということでございます。  これにつきましては、平常時から名簿を活用していただくために令和元年5月に津島市避難行動要支援者支援活動の手引を作成し、理解を頂いた地域から町内会への制度説明を行っております。  令和2年5月末現在で、避難行動要支援者の方は2,914名であり、そのうち同意者名簿に登録されている方は1,499名であります。  市では、年度の初めに町内会長の交代時期に合わせて各校区で説明会を実施しております。今年度は新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、各校区での説明会、全校区での説明会を中止いたしましたが、全町内会長の御自宅を訪問し、同意者名簿の差し替えや日頃からの声かけ、見守りを行っていただくなど、支援体制の説明に回っているところであります。  今後も、地域や関係機関と連携を図りながら要支援者の支援体制の整備強化に努めてまいります。以上でございます。 65: ◯13番(森口達也君)[58頁]  避難所では多くの方が避難をされてきておりますので、その方全ての方に避難物資をお渡しすることは困難かと思います。例えば消毒液とかマスクとか、やっぱり自助として必要最低限のものは非常用持ち出し袋に入れて持参していただくということが必要であるというふうに思います。  その啓発に関して、また必要なものに関して、各自が用意すべきものに関して何を用意すべきと周知をするのか、どのように周知するのかお聞かせください。 66: ◯市長公室長(安井賢悟君)[59頁]  感染症の拡大時期と災害が重なる場合に備えまして、各御家庭におきましては非常用持ち出し袋に感染防止対策に必要なマスクや消毒液などを準備していただくことは大切であるというふうに考えております。  また、避難時に各自が用意すべきものにつきましては、市のホームページやハザードマップにおいても非常用持ち出し品のチェックリストとして掲載しており、市民への周知に努めているところであります。  また、8月の市広報においても掲載をする予定をしております。以上でございます。 67: ◯13番(森口達也君)[59頁]  市のホームページ、市広報で掲載というふうに言われましたけれども、避難所の負担を軽減するために感染予防グッズとして、今の答弁にもあった消毒液なども追加する必要があります。  そこで、そのリストに感染予防品の項目を追加していただいて、しっかりと明記していただくことが必要だというふうに思います。  また、このハザードマップですね。このハザードマップも今回更新をされるようでありますので、裏表紙に防災対策チェックリストというのが掲載をされておりますけれども、こちらも併せて見直しをしていただくことを指摘させていただきます。  この件に関しては終了いたします。  次に、件名3.消防行政に関する件でありますけれども、要旨1として、感染症予防の対応についてでありますけれども、まず新型コロナウイルス感染症の感染が疑われる患者の対応について簡潔にお答えください。 68: ◯消防長(安川和宏君)[59頁]  感染症の感染が疑われる患者の対応についての御質問でございますが、新型コロナウイルス感染症が流行する以前は、通報内容や患者の状態に応じた感染予防策を実施しておりました。  消防職員が感染しないように、さらには市民の方々へ感染拡大しないように対策を行い、全ての事案に対し感染予防策の徹底を図りました。以上でございます。 69: ◯13番(森口達也君)[59頁]  それでは、地域における搬送体制の確保の観点から、保健所等との密な情報共有、連絡体制の構築は必要であると思いますけれども、現状はどうなっておりますでしょうか、お聞かせください。 70: ◯消防長(安川和宏君)[60頁]  保健所等の連携等でございますが、津島保健所と海部地区5消防本部で意見交換会を実施しております。  意見交換会では、海部地区救急隊が感染患者及び感染疑い患者を搬送する際に搬送が遅延することがないように調整いたしました。また、感染疑いの患者を移送する際には、保健所から感染防止資材の提供をいただくように協力体制を整えております。以上でございます。 71: ◯13番(森口達也君)[60頁]  それでは、119番通報時の新型コロナウイルス感染症が疑われる事案の場合、どのような確認をされるのかお答えください。 72: ◯消防長(安川和宏君)[60頁]  通報時、瞬時に新型コロナウイルス感染症を疑うのは大変難しい状況であります。中には、発熱だけの症状で不安となる通報等もございます。  このような中、119番を受ける職員は新型コロナウイルス感染症を疑う患者を見落とすことのないように、発熱の継続日数、呼吸器症状の有無、身近に新型コロナウイルス感染者がいるかどうかなどを確認しております。以上でございます。 73: ◯13番(森口達也君)[60頁]  それでは、ちょっと質問を1つ飛ばしますが、電話では感染症かどうかの確認が取れなくて、現場へ到着したときに感染症の疑いが生じた場合、感染症であるとの現場での判断はどのように行うのか、また感染症の疑いが濃厚となった場合の対応はどのようにされるのかお聞かせください。 74: ◯消防長(安川和宏君)[60頁]  救急出動した隊員は、症状の出現日数、呼吸器症状、味覚、嗅覚、末梢症状を確認し、家族、知人に該当者がいるか、濃厚接触者などを聞き取り、患者を疑います。  感染症の疑いが濃厚な患者の対応は、基本、津島保健所と情報を共有し対応しておりますが、緊急度、重症度が高い場合に限っては応急処置を優先し、搬送先病院へ情報提供をし搬送しております。以上でございます。 75: ◯13番(森口達也君)[60頁]  やっぱり現場の救急隊のメンバーというのは本当に危険と隣り合わせ、感染症、そういったリスクを抱えながら現場へ駆けつけてみえるということが分かりますけれども、それでは現状の消防、救急の体制をお聞かせください。 76: ◯消防長(安川和宏君)[60頁]  消防・救急の体制でございますが、1グループが24時間勤務を行い、3グループで3交代制を実施しております。  1グループは最大18名で勤務しております。消防隊、救急隊、救助隊と編成しておりますが、全ての隊員がいかなる災害にも対応できるようにしております。以上でございます。 77: ◯13番(森口達也君)[61頁]  今の答弁、3グループで3交代体制で実施をしていると、1グループは18名ということで、今の消防職員の総数がまず76名と、これは条例定数が88名に対して12名少ないということでありますけれども、その現状の体制で活動していく上においての支障はないのか、お聞かせください。 78: ◯消防長(安川和宏君)[61頁]  救急業務につきましては、いつどこで新型コロナウイルス感染症に罹患するか分かりません。罹患すれば、日々の消防業務に支障を来すことは間違いありません。  感染防止対策の徹底を図るとともに、限られた人員で最大限の能力が発揮できるよう、職員の技術、知識の向上に努め、市民の安心・安全を守るため日々精進しております。以上でございます。 79: ◯13番(森口達也君)[61頁]  それでは、市長にお聞きしますけれども、先ほどの質問のとおり、複合災害が懸念をされております。また、南海トラフ地震への対応により人命を第一とした消防職員の方の活動は非常に重要であり、責任も重くなってまいります。  定員管理計画に基づいて職員配置をされているとは思いますが、果たして現在の人員で市民の安全と命を守るための活動が十分にできるでしょうか。  先ほどの消防長の答弁で、罹患すれば日々の消防業務に支障を来すことは間違いありませんということでありましたが、今後、また第2波、第3波の発生が危惧されるコロナウイルスに対する対策と、またそれ以外の災害に対する対応に関して、消防職員の人事配置に関して市長の見解をお聞かせください。 80: ◯市長(日比一昭君)[61頁]  確かに、罹患、すなわち新型コロナウイルスにかかってしまうということになれば、日々の消防業務に支障を来す、これは間違いないと考えております。でありますから、罹患しないように感染防止対策の徹底を図っておるところでございます。罹患を前提、すなわち新型コロナウイルスにかかることを前提として職員の定員、または職員の採用を考えておることはいたしません。  消防職員につきましても、定員管理計画に基づきまして、計画的に採用をさせていただきまして、必要な人員を今後も確保してまいりたいと考えております。以上であります。 81: ◯13番(森口達也君)[61頁]  今の市長の答弁で、罹患しないような対策ということが言われましたし、そのための人員配置もしていると、また必要に応じて人員を配置するという御答弁がありましたけれども、最後に提案だけさせていただいて私の質問を終わらせていただきますが、今市長が言われたように、罹患しないような対策、これは本当に重要なことなんですよ。  それで、私、ちょっとあるカタログを持ってきたんですが、エアバスターというオゾンで除菌、脱臭するという、こういった商品があるんですけれども、これは全国240以上の消防署、また500台以上の救急車に搭載されているという実績のあるものなんですけれども、本当に消防職員の安全を守るため、健康を守るため、また搬送される方のそういった健康を守るために、こういったものがやっぱり常備しておく必要があるというふうに考えるわけでありますけれども、これも地方創生臨時交付金の活用ができますので、この際にこれをしっかりと活用して購入すべきと考えますが、最後にその答弁を求めて私の質問を終わります。 82: ◯消防長(安川和宏君)[62頁]  新型コロナウイルス感染症防止対策といたしまして、救急隊はこれまで感染症を疑う患者は窓を開放し、換気しながら搬送しており、署に戻った際には車内の清拭、洗浄を入念に行っておりました。  さらに除菌ができるよい方法がないかと模索していましたところ、救急車に搭載できるオゾン除菌脱臭機があると確認いたしました。メーカーに確認したところ、数多くの大学や研究機関と共同研究をしており、除菌効果は検証されております。運用している消防本部へ問い合わせると、従来の清拭方法と併用すれば安心できるとの意見がございました。効果があるということでございます。  感染防止対策をより確実なものにし、安心して救急車を利用していただくためにも、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、導入に向けて取り組んでまいります。以上でございます。 83: ◯議長(日比野郁郎君)[62頁]  次に、本田雅英君の発言を許します。        12番 本田雅英君〔登 壇〕(拍手) 84: ◯12番(本田雅英君)[62頁]  昨年度、市議会議長の任を務めさせていただきました私にとりまして、今議会は昨年3月以来、そして令和の時代になって初めての一般質問でございます。  私は、常々市民病院の経営改善が津島市の最重要課題であると認識し、経営の改善、そしてまたサービス向上に関する質問や提案を数多く行ってまいりました。  市民病院におかれましては、神谷院長をはじめ、職員一同の絶え間ない努力の結果、見事に3年連続での経常収支黒字化を達成されました。長年、改善提案を行ってきた私にとりましても一定の成果を得られた形であり、大変喜ばしいことであります。  令和発で節目となる今回の一般質問ですので、津島市の将来を左右すると言っても過言ではない市民病院の在り方についての質問・提案を引き続き行っていくべきであるとの思いから、今回の一般質問は市民病院事業に関する件、これ一本に絞って行ってまいります。  要旨1、要旨2と上げておりますが、要旨2のほうから、病棟再編について、こちらのほうから病院当局にお尋ねをしてまいりたいと思います。  昨年9月に厚生労働省から再編統合のリストが示され、津島市民病院もその対象となったことから、病棟再編についての議論が進められているところであります。  最近では、新型コロナウイルス感染症のため表立って騒がれるようなことはありませんけれども、対応の検討に取り組んでいかなければならないことには変わりはないのであります。そのような中で、津島市民病院においては、看護師不足を理由に、この4月から回復期リハビリテーション病棟を休止しておりますが、この休止による患者さんへの影響、職員への影響、経営への影響は生じていないのかどうか、見解をお伺いいたします。 85: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[63頁]  回復期リハビリテーション病棟の休止に伴い、入院中の患者さんに他病院や院内の他病棟へ移っていただくなど、御不便をおかけいたしました。この場をお借りしまして改めておわびさせていただきます。  休止後につきましては、急性期病棟や地域包括ケア病棟を活用して対応しており、大きな問題も生じておらず、患者さんへの影響は少ないと認識しております。  リハビリテーション室では、急性期リハビリテーションの充実など前向きな対応を検討する姿勢が見られるなど、職員のモチベーションの低下は生じていないと認識しております。  また、経営への影響につきましては、令和2年度予算ベースで約4億3,000万円の減収と推計されます。  急性期リハビリテーションの強化、地域包括ケア病棟におけるリハビリテーションの強化などによりこの減収分を補ってまいりたいと考えております。以上でございます。 86: ◯12番(本田雅英君)[63頁]  感染症の影響により収益のマイナスが見込まれる中で先ほど4億3,000万円と、予算ベースで。この回復期リハビリテーション病棟休止によるマイナス益が生じないように、あらゆる科でカバーできるように細心の注意を払うとともに、創意工夫をして取り組んでいただきたい、このことを申し上げておきます。
     続きまして、休止病棟の今後についてお尋ねをいたします。  この回復期リハビリテーション病棟は再開するのか、また休止している4階南病棟はどうしていくのか、併せて見解をお伺いします。 87: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[63頁]  休止病棟の在り方につきましては、海部構想区域地域医療構想推進委員会において協議していくこととなります。  回復期リハビリテーション病棟につきましては、患者さんの流れや海部地域における他病院の状況などを考慮いたしますと再開する必要性は低く、廃止の方向が妥当と認識しております。  また、4階南病棟につきましては、現在の患者数、診療体制などから考えますと全ての急性期病棟を稼働していくことは現実的ではなく、こちらにつきましても廃止の方向が妥当と考えております。以上でございます。 88: ◯12番(本田雅英君)[63頁]  局長さんの答弁にありましたように、今、海部地域、海部構想区域地域医療構想推進委員会において協議をしております。それは分かります。  そこで、病棟の廃止の方向で考えていることでございますけれども、海部地域全体で考えればあま市民病院のほうもあるわけですから、その辺は一定の理解はできます。それで、4階南病棟も廃止とのことでありますけれども、休床病棟について、例えばですよ、例えば。国や県、地元の医師会、そういったところと協力を得ながら、過去にも例もありますね。前市長のときには内科医師が不足して紹介じゃないと受診できない、夜間の部分を津島市医師会の先生方に交代でお願いしたという経緯もあるわけです、協力も頂いているんです。そういったこともありますから、今回の新型コロナウイルスのような感染症、そしてまた大災害時ですね。これから台風シーズンです、地震もあります。そういったときに、入院受入れに対応する病棟として整備・活用することも選択肢の一つとしてあると思いますから、こういったことについて一度検討したらどうですか。 89: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[64頁]  議員より貴重な御提案を頂きましたが、休止している4階南病棟につきましては用途変更する方向で具体的な有効活用方法の検討を進めておるところでございますが、御提案のとおり、災害などいざというときの活用、こちらにつきましても激甚災害時にDMATの待機場所や拡張病床として活用してまいります。以上でございます。 90: ◯12番(本田雅英君)[64頁]  今、局長から御答弁があったように、災害時におけるDMATの待機場所、そして拡張病床、いざとなったら病床に転換できる。そのことをぜひとも行っていただきたい。  2つの病床休床で大体100床ぐらい空くわけですから、有効活用していただきたい。このことは強く申し上げておきます。  それで、この用途変更についてはいざというときの対応も含めて有効していただきたい。こうだから難しいとか、こうなる危険性があるから難しい、そういったことではなくて、柔軟な発想の下で様々な可能性を検討することが必要と思いますけれども、事務局長にはそういった認識を持っていただきたいと思いますが、いかがですか。 91: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[64頁]  すみません、こちらの答弁整理のためちょっと暫時休憩をお願いしたいと思いますので……。 92: ◯議長(日比野郁郎君)[64頁]  ここで、答弁整理のため暫時休憩いたします。        午前11時24分 休憩  ──────────────── ◇ ◎ ◇ ────────────────        午前11時45分 開議 93: ◯議長(日比野郁郎君)[65頁]  休憩前に引き続き会議を開きます。 94: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[65頁]  まずはもって、先ほど暫時休憩を求めまして、申し訳ございませんでした。  先ほど議員御提案の様々な柔軟な発想を持って、こういったことに臨むという御提案でございますが、私の認識としましては、そういったような柔軟な発想を持って、様々な可能性というものを踏まえた上で取り組んでまいりたいという視点を持って臨みたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 95: ◯12番(本田雅英君)[65頁]  局長さん、このぐらいは、とっさの質問でも答えてもらわなきゃいかん。よろしくお願いしますよ。  それでは、今度は病床全体の再編についてお伺いしますが、どのようにしていく予定ですかね。今後の方向性、そしてまたその利用について御説明をしていただけますか。 96: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[65頁]  議員お示しの病院全体の方向性でございますが、病床再編全体の方向性といたしましては、主に急性期を中心とした医療を担うことが当院の役割であるとの認識の下、回復期の機能を一部持ちつつ、入院患者が増える冬場の繁忙期に対応できるように、一定の急性期病床数を確保してまいりたいと考えております。以上でございます。 97: ◯12番(本田雅英君)[65頁]  局長、検討検討はいいですが、いつまでに検討するかと、結果を出すかと、これが大事な話なんですよ。冬場の、これからまたインフルの問題も出てくると思いますよ。このコロナの感染症の関係、2次、3次も出るかも分かりません。だから、スピーディーな対応が必要なんですよ、結論を出すことが。それに基づいて病棟の再編、あるいは病床の改修工事等が必要だと思うんですよ。その辺、ひとつよろしくお願いしますね。  いずれにいたしましても、この病棟再編がどのような方向に進むとしましても、市民病院は地域の貴重な財産であることを忘れずに慎重に議論を重ね、病棟の有効活用をしていっていただきたい、このことを申し上げておきます。  病棟再編により、経営への影響も少なからずあると思われます。また、病院施設については、老朽化という大きな問題も抱えているわけですね。今後予定している10年間の大規模修繕により莫大な費用が必要となります。平成11年から順次、南病棟、北病棟、そして西病棟と改築、増床をしたわけです。そういったことから、経費節減の観点から、常々私が提案しておりますESCO事業に取り組むとのことでありましたけれども、このESCO事業は、局長さんも御存じのように、目的は何か。温室効果ガスの削減なんですよ、大目的は。それで、この省エネルギー改修に係る全ての経費を光熱水費の削減で全て賄うというすばらしい事業なんです。国の補助金がついているわけです。この辺について、この事業の進捗状況はどうなっているのか、分かりやすく説明していただけますか。 98: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[66頁]  先ほど議員から御提案を頂きましたESCO事業でございますが、こちらのほう、建設費、金利、ESCO事業者の経費といった全ての費用を省エネルギー改修で実現する光熱水費の削減分で賄うことを基本としております。そのため、ESCO事業の実施により自治体が損失を被ることがないよう事業採算性が重視され、自治体の新たな財政支出を必要としません。さらに、契約期間終了後の光熱水費の削減分は全て自治体の利益となります。  市民病院では、生活環境課と協力しながら、ESCO事業の採算性について調査・検討をしてまいりました。こちらのパネルで御説明をさせていただきます。  現時点での試算では、設備更新費用を約2億8,600万円と見込んでおります。この設備更新費用につきましては、経済産業省の補助金、エネルギー使用合理化等事業者支援事業を活用することができます。この補助事業に採択されますと、費用の4分の1の約6,600万円が交付され、市民病院の負担は差引き約2億2,000万円に削減されます。  ESCO事業を実施した場合の年間の光熱費につきましては、こちらになりますが、現在の支出額約1億4,500万円に対しまして、省エネルギーによる光熱費の削減効果約2,500万円を差し引いた約1億2,000万円となります。この額にESCO事業者に支払う設備導入経費等の約2,500万円を加えた1億4,500万円が市民病院の負担額となりますので、現時点では設備導入経費等と光熱費の削減効果が同額ではありますが、少しでも市の利益が生じるように事業者と検討をしておるところでございます。  また、契約期間後の11年目からは、ESCO事業者に支払う設備導入経費等がなくなりますので、省エネ効果額の約2,500万円全てが市民病院の利益となるものでございます。  現状におきましては、この経済産業省の補助金の採択に向けて詳細な調査を進めておるところでございます。  今後の予定でございますが、経済産業省の補助金申請の期限が6月30日でございますので、ESCO事業を実施する事業者を速やかに決定し、補助金の申請を進めております。補助金事業としての採択は8月頃になる見込みでございますので、採択されましたら早急に補正予算を御提案させていただき、令和2年度内の事業完了に向けて設備の更新を進めてまいります。以上でございます。 99: ◯12番(本田雅英君)[66頁]  ESCO事業全体の説明をしていただき、よく分かりました。  今回の一般質問に当たりまして、私は5月26日にESCO事業に関してのお尋ねする旨を当局にお伝えしました。その後、局長さんが何回も会いに見えて、答弁内容についての確認等を行い、6月4日には市長ヒアリングを受けたと、答弁書も完璧に出来上がった状態だということでしたね。お聞きしました。ところが、先週の金曜日の6月5日の夕方になって、病院から、補助率が3分の1から4分の1になったと。変更になったため数値が変わりますと突然の連絡ですよ。ふざけておりますよ。  この変更に関しては、どうも聞きますと、5月20日頃には経産省のホームページに掲載されていたようであります。補助率の変更という事業に大きな影響を及ぼす重要な事項をなぜ把握していなかったのか。残念ですよ。日頃、ホームページをチェックしていないのか。また、補助率変更に関して、通常なら前年度における意向調査、こういったものもあると思うんですよ。前もって何らかの兆候があると思うんですが、今回の変更に関して、これまで一切そういったことはなかったのか、きちんと確認しましたか、いかがですか。 100: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[67頁]  議員お示しの補助率が変わった件については、当然アンテナを広げるところではございますが、今回、拾い切れていなかったところで、議員に対しては大変御迷惑というか、そういったことをかけたところは非常に反省しておるところでございます。申し訳ございませんでした。 101: ◯12番(本田雅英君)[67頁]  議長さん、確認したかどうかと聞いておるんですよ。 102: ◯議長(日比野郁郎君)[67頁]  確認をしたかということだそうでありますので。 103: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[67頁]  すみませんでした。答弁漏れでございました。  補助率が変更された。こちらのほう、議員にお示しさせていただいてからうちのほうで確認したというか、その経緯について調べた内容を一連の流れでお答えさせていただくということでお願いいたします。  こちらのほう、補助金申請に向けて、当然こういうふうに答弁で整理しておったところでございますけれども、こちらに調査をお願いしてあったところではございますけれども、そこで確認の部分で最後に確認したところ、5月20日のほうに補助金の交付要綱が発表されたという話で、そのとおりでございますけれども、6月5日のほうに事業者との連絡調整の中で補助率が4分の1になったということが、この時点で確認されたことでございます。こちらに関しましても、当然状況把握が遅くなったということでございますので、大変申し訳ございませんでした。 104: ◯12番(本田雅英君)[67頁]  ぐだぐだ言わんでもいいんですわ。今まで確認したかということを聞いているんです。確認していないわけでしょう。今回の私の一般質問に合わせて事業者に確認して、そこで初めて分かったわけでしょう。それだけおっしゃればいいんですよ。  情報収集に対する姿勢が甘い。このことを冒頭に申し上げておきます。危機意識が低過ぎる。本当にこれは改めてもらわなきゃいかん。これは市民病院だけじゃないですよ。市民生活部だけじゃないですよ。縦割り行政の弊害ですよ。  さっき局長も答弁をしていたように、この件につきましては、市民病院では生活環境と協力しながらESCO事業の採算性について調査・検討してまいりましたと。先ほどそういうふうに局長、答弁しましたね。生活環境課と、これまでいつどのような調査・検討をしてきたのか、具体的に時系列で御説明いただきたい。 105: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[68頁]  ESCO事業者、こちらのほうの生活環境との連絡でございますが……。  申し訳ございません。答弁整理のために時間を頂きたいと思いますので、よろしくお願いします。 106: ◯議長(日比野郁郎君)[68頁]  ここで、答弁整理のため暫時休憩をいたします。        午前11時57分 休憩  ──────────────── ◇ ◎ ◇ ────────────────        午後 1時00分 開議 107: ◯議長(日比野郁郎君)[68頁]  休憩前に引き続き会議を開きます。 108: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[68頁]  先ほどは暫時休憩を求めまして、申し訳ございませんでした。  議員お尋ねの生活環境課との打合せでございますが、平成30年12月を頭としまして、直近では令和2年5月19日までの間に計11回行いました。以上でございます。 109: ◯12番(本田雅英君)[68頁]  最初が平成30年に行ったと。今日まで11回行ったと。その中で今回の補助率の変更はつかむことができなかった。大失態ですよ。  今回の補助率の変更について、主管課、これは当然、温室効果ガス削減ということは生活環境課の主管なんですね。把握していたのかどうか。また、そもそもESCO事業に関しての検討は、津島市ではいつからスタートし、現在までに至ったのか、その経緯ですね。これは病院だけじゃないんです。公の施設全部、市役所本庁舎、あるいは小・中学校の校舎、保健センター、様々検討すべきだったと思うんですが、現在に至るまでの経緯、どのような経緯なのか。そして、このESCO事業が始まる根拠法規といいますか法律が施行になったのはいつなのか、どういう名称なのか、その辺についてもお伺いいたします。 110: ◯市民生活部長(高林茂宏君)[68頁]  こちらのESCO事業の情報につきまして、ちょっと遅れたことについて大変申し訳ございませんでした。今後気をつけて注視してまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。  また、このESCO事業の契機ということでございますが、こちらの津島市では平成29年度に環境省の二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金を活用いたしまして、津島市地球温暖化対策実行計画(事務事業編)を作成しておるところでございます。その計画における温室効果ガスの削減手法の一つとしてESCO事業の活用を位置づけ、これまでこの実現に向け調査等を進めてきたものでございます。  あと、事業の数につきまして、市民病院を含めた市の19施設について、ESCO事業の可能性について調査を進めておるところでございます。以上でございます。 111: ◯12番(本田雅英君)[69頁]  私は津島市の環境基本計画を聞いておるんじゃないんです。国の法律ではどういう法律で、いつ施行になったのか。この根拠法規を基に、この基本計画は策定しておるわけですわ。何年にどういった法律が施行になって、それに基づいてESCO事業がスタートしたのか、それを私は聞いているんですよ。当市の基本計画なんか聞いておりません。        〔「答弁整理のため、暫時休憩を」と呼ぶ者あり〕 112: ◯議長(日比野郁郎君)[69頁]  ここで、答弁整理のため暫時休憩をいたします。        午後 1時04分 休憩  ──────────────── ◇ ◎ ◇ ────────────────        午後 1時25分 開議 113: ◯議長(日比野郁郎君)[69頁]  休憩前に引き続き、会議を開きます。 114: ◯市民生活部長(高林茂宏君)[69頁]  先ほどは答弁できず、暫時休憩を求めたことに対しておわび申し上げます。どうもすみませんでした。
     先ほど本田議員からの根拠法令はいつからということでございますが、こちらのESCO事業につきましての根拠法令は、平成19年の国等における温室効果ガス等の排出の削減に配慮した契約の推進に関する法律が根拠となっております。以上でございます。 115: ◯12番(本田雅英君)[69頁]  主管課としては、法律、市の条例、計画、このぐらいは押さえておかなきゃいかんですよ、聞かれたってすぐ答えられるように。今、長ったらしい法律の名称をおっしゃったけど、通称で言ったら環境配慮契約法というのが通称の法律名なんですね。さっきの環境基本計画は、ずっと後に策定された。本来であれば、もっと早い段階で計画の中に盛り込むべきだったんです。これはちょっと遅くなりましたが、今後やっぱり気をつけてもらわなきゃいかんと思いますよ。  さっきも言いましたように、主管課は生活環境なんですね。その部長である市民生活部長がきちんと把握できていないよ。そうやって、そのことが大変思いやられるんです、私は。あまりにもずさんで無責任過ぎますよ。病院、市民生活部ともに職務怠慢と言われても反論できませんよ。  そこで、部長、局長、いかがですか、そのことについて。 116: ◯市民生活部長(高林茂宏君)[70頁]  今回の件につきましては、私も病院のほうから聞きまして初めて知ったことでございまして、職務怠慢と言われても仕方がないことだと思います。今後は、こちらにつきましては、一般社団法人環境共創イニシアチブのホームページに掲載されておりますので、そちらを何度も確認させていただき、細心の注意を払っていきたいと思います。以上でございます。 117: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[70頁]  私からも、今回の補助率の変更につきましては情報の把握ができておらず、大変御迷惑をおかけしました。誠に申し訳ございませんでした。  補助率の変更につきましては、ホームページしか情報がなかったのが現状でありまして、だからこそホームページをしっかり確認しないといけなかったところではございますが、このことを失念しておりましたのが現実でございます。情報収集に対する認識が甘かったと反省しております。申し訳ございませんでした。  このESCO事業は市、あと市民病院にとりまして大変重要な事業でございます。円滑に実施することができるように、細心の注意を払って責任を持ってこれから取り組んでまいります。誠に申し訳ございませんでした。 118: ◯12番(本田雅英君)[70頁]  局長さん、部長さん、私に謝ってもらってもいかんのですよ。市民病院は毎年15億円弱の一般会計から補助金を出しておるんです。交付税措置があるにしても、半分以上は市民の皆様の税金なんですよ。それが余分に持ち出す話になるんですよ。3分の1で9,500万円の補助金、4分の1で、先ほど局長に説明してもらった6,600万円、2,900万円も補助金が頂けるものが頂けなかった。なおかつ、今回の補助事業は10年間の補助事業ですよ。そうすると、先ほどの説明では4分の1では利益はとんとんなんですよ。ところが、3分の1では大体300万円強出るわけ。10年トータルすると3,000万円を超えるんですよ。トータルで6,000万円超えるんですよ。市民の皆さんの税金で運営していることを忘れてもらったらいかんですよ。  これは総務部長、公室長、生活環境課だけの問題じゃないですよ。いろんな国から通知が来ると思います。ほかの部署に関係しているものは、ほかの部署にちゃんと渡す。例えば過去にもあったでしょう、ここ数年前。日本年金機構から通知が来て、要するに所得の変更があって、本来は税務課へ行くやつが保険年金課に行っちゃって、税額控除ができない、返還できない、こういった初歩的なミスもたくさんあるんですよ、ここ数年の間に。本当に緊張感を持って取り組んでもらわないと、市民の皆様に大変御迷惑をかけるんです。あなた方は市民のために役に立つ職員なんですよ。それを忘れちゃいけませんよ。  そこで市長、もっと早い段階で、この病院のESCO事業を進めることはできなかったかと。市長さん、常々、国・県補助金を有効活用して行うよと、有効活用としきりにおっしゃるじゃないですか。市長がおっしゃっても逆行しているんですよ。  そこで、市のトップであり、そしてまた病院設置者でもある日比市長、今回の件についてどのようにお考えか、また市長御自身の責任はどのように認識されているのか、お伺いいたします。 119: ◯市長(日比一昭君)[71頁]  今回のESCO事業でございますけれど、平成19年の国の法律でESCO事業の根拠があったということでございます。そのときには、まだこのESCO事業というものを市として活用に関しての理解が浅かったと考えております。ということで、時は流れて今回に及んだと考えております。  いずれにいたしましても、補助率が大きく変更になるというようなことでありました。ということでありますので、これをしっかりと把握するべき本来の業務が遂行していなかったということは反省すべきだと考えております。今後このようなことがないように、しっかりと指導をしていくことにより責任を取っていきたいと考えております。以上です。 120: ◯12番(本田雅英君)[71頁]  今後、国・県からの通知文、あるいはホームページ等についてはしっかりと把握して緊張感を持って取り組んでいかなきゃ、自分ところの担当課は関係ないからほかっておるという話ではいけませんよ。通知文だってそうですよ。過去にも何回もほかっておるわけですわ。後から事業がやれなかったことがたくさんあるわけです。だから、その辺は緊張感を持って取り組んでいただきたい。このことだけ申し上げておきます。  そうしましたら、要旨1の新型コロナウイルス感染症への対応についてに入ってまいります。  今回のコロナウイルスは大変感染力が強い、そしてワクチンや特効薬もないという状況の中で、大変不安な思いをされた市民の方も多くおられることと思います。このような状況の中で、地域住民の命と健康を守るとりでである津島市民病院の存在、果たすべき役割は大変大きいものと考えておりますが、そこでお尋ねいたします。  市民病院においては新型コロナウイルス感染症の様々な感染防止対策に取り組まれたと思いますが、いつどのような対策を取られましたか。また、私が早い段階から提案しておりましたサーモグラフィーの設置についてはどのような状況なのか、お尋ねをいたします。 121: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[71頁]  市民病院では、地域医療を守るために、新型コロナウイルス感染症に対してやるべきことに取り組んできたものと考えております。具体的な取組といたしましては、1月31日には、疑い患者が来院された場合に、院内感染を防止しながら診察や検査を行う具体的な対応方法を定め、2月3日には、発熱やせき症状がある場合には来院前にお電話を頂く旨をホームページや出入口に掲示して注意喚起を始めております。  その後でございますが、2月には公開講座や糖尿病教室など地域住民向けの講座の中止を決定し、4月には議員より御提案を頂きました正面玄関以外の出入口の閉鎖や受付窓口等への飛沫防止用シートの設置のほか、着替えの持込みなどやむを得ない場合を除く入院患者さんへの面会禁止、休日、夜間の来院者の面会票の記入と許可証の受渡し、健康管理センターでの人間ドック、健康診断の休止などの取組をいたしました。患者さんや御来院の皆さんには御不便をおかけしている取組もございますが、感染拡大を防止するために御協力をお願いいたします。  また、議員より御提案を頂いておりましたカメラで体温を測定するサーモグラフィーでございますが、5月19日から設置し、来院者の発熱の有無を確認しております。以上でございます。 122: ◯12番(本田雅英君)[72頁]  ただいまの答弁を聞く限り、お世辞にも迅速な対応を行ったとは言えない状況ですね、局長。ましてやサーモグラフィーの設置、提案から1か月以上かかっているんですね。地域医療の要である市民病院においては、率先して様々な感染防止対策に取り組むべきなのに、全体的に取組が遅過ぎますよ。危機意識があまりにも低いと思いますが、その辺はいかがですか。 123: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[72頁]  確かに、先ほど御答弁いたしましたとおり、御提案を頂いてから実施した取組も幾つかございます。危機意識を持って対応してまいりましたが、こうした御指摘を頂かないように、引き続き適切に取り組んでまいります。 124: ◯12番(本田雅英君)[72頁]  感染防止対策については、私は市の本庁舎、あるいは公の施設も非常に遅かったと思うんです。総務部長、私からの提案で、飛沫防止のためのビニール、あるいは薬剤、消毒液、全く私が言うまで何も手を打っていなかったでしょう。違いますか。職員の健康を守ること、市民の健康を守ることを最優先で対応しなきゃいけませんよ。今後は、これからまだまだ感染、いろんなウイルスの感染のこともあるかも分かりませんけれども、スピード感を持って対応してもらわなきゃいけませんよ。よろしくお願いしますね。  次に、市民病院では感染防止対策を取るに当たりまして、神谷院長をトップに多職種で構成いたします感染対策委員会で検討を行って方針などを決めていると伺っているんですよ。この委員会で決まったことが、患者さんなどの利用者の方々や例えば病院職員へきちんと周知されていないと聞くんですよ、私よく。ホームページでの周知や院内のイントラネットでの周知などはしていたようでありますけれども、実際に現場からは、スピード感、情報共有の不足などに対する不満の声も上がっていたんですよ。現実に私のほうにもお話があるわけです。こういった声が上がることについてどう認識しておりますか。そしてまた、迅速な対応、周知の徹底をなぜ行わないのか、これについて正確にきちんと答弁いただけますか。 125: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[72頁]  議員お示しの職員への周知方法でございますが、病院で決定した対応策、こちらのほうは患者さんも含めまして院内への掲示やホームページでの周知は行ってはおります。また、職員に対しても、院内のイントラネットの掲示や部署内での伝達を周知しております。対応策の確実な実行には、職員、患者さん双方の理解が必要であると考えておりますので、できる限り周知してまいりましたが、こちらに加えまして必要に応じてクローバーテレビなどマスコミを活用しました地域への情報提供や、会議の場での部署内の周知徹底を促すなどさらなる取組が必要であると考えておりますので、これを教訓として次から繰り返して職員の周知のほうを含めまして徹底していきたいと考えております。以上でございます。 126: ◯12番(本田雅英君)[73頁]  利用者、病院の職員さん、決めたことはきちっとお伝えすると。イントラネットに載せたからいいというものじゃないんですよ。ピンポイントで確認を取ることも大事ですよ、ちゃんと周知できたかどうか。その辺は事務局のお仕事ですよ。現場では先生方が大変な御苦労をしていただいているんですから、その辺、ひとつ局長、よろしくお願いしますね。  次に、病院職員の勤務体制についてお尋ねをいたしますが、感染流行を受けて、市役所では在宅勤務、あるいは時差出勤を行っておりますが、このような取組は感染拡大の防止に有効であると思われますけれども、市民病院においては診療のある医師等、先生方についてはなかなか難しいかもしれませんけれども、例えば事務局の職員、あるいは委託職員など、可能な範囲で取り組むべきと考えますが、導入されておりますか。未導入の場合、その理由は何でしょうか。 127: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[73頁]  経緯でございますが、4月以降、感染対策のための取組には多数の事務職員で対応したケースも多々ございました。そのために人員確保の観点から時差出勤に対応できていない部署もあり、できる範囲で時差出勤に取り組んでおったところでございます。  しかしながら、議員御提案のとおり、感染拡大の防止の観点からは、勤務時間の重なりを抑制することは必要でございますので、時差出勤に取り組む範囲を今後広げてまいる方針でございます。以上でございます。 128: ◯12番(本田雅英君)[73頁]  時差出勤に取り組む範囲を広げるということですね。それでどう広げるのか。具体的に説明していただけますか。  また、ウイルスの感染が以前ほど騒がれなくなったとはいえ、まだ終息したわけではないわけです。完全に終息するまでには、市民病院においては率先して時差出勤を継続していただきたいと思いますが、いつまで継続していく予定なのか、その辺についても御答弁をお願いいたします。 129: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[73頁]  具体的に申しますれば、先行して取り組んだところ、事務方で申し上げさせていただきますと、経営企画課の事務方の職員のほうで先行してやらせていただきましたけれども、これから先は、一時的に感染対策で仕事が固まった時期が、ある程度外れた時期に入ってきたという認識の下に、管理課、例えば用度グループの職員とか、そちらのほうの事務方にも範囲を広げて、これから導入していく流れで進めてまいります。以上でございます。 130: ◯12番(本田雅英君)[74頁]  局長さん、私の質問をよう聞いておってちょうだいよ。具体的にと。答弁は要りませんけど、いずれにしましても検討検討でずうっと引っ張っていたらいけませんので、期限を切って、いつまでに検討の結果を出して、いつから実施すると、そのくらいは言ってもらわないかんですよ。お願いしますよ。やっぱり終息するまでは継続していかなきゃいかんと思うんです。ひとつよろしくお願いします。  もう一つは、感染の拡大防止の観点から、そして職員を守るという観点から時差出勤が必要と考えられますが、取り組んでいただきたいのと、もう一つは医師や看護師の方々の思いについてお尋ねをしたいと思います。  全国で院内感染のニュースが多数報じられるなど、現場で対応される医療職の方々は、日々、この新型コロナウイルスの感染のリスクと向き合っております。大変な緊張の中で働かれていると推察いたします。心より感謝を申し上げたいと思います。  医療職の方々の心的ストレスを心配するところであります。医療職の方々が精神的に参ってしまうことなく診療等を続けていくことができるように、医療職を支える仕組みの強化が必要と考えますが、その一つとして、現場で対応する医療職に対する手当等はどうなっているのか。いわゆる国のほうでもお話があるように危険手当の充実は図られたのか、この辺について御答弁をお願いいたします。 131: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[74頁]  議員御質問の医療職に対する手当でございますが、こちらのほうは新型コロナウイルスが疑われる患者さんの対応には防護服の着用や感染の危険性など、御指摘のとおり、通常よりも肉体的・精神的な負担が生じております。こうした中でも地域医療を確保するために使命感を持って頑張っていただいていることから、4月に遡って対応した職員に日額1,000円から最大4,000円を支給することといたしました。対応した職員の実績を確認し、できる限り早急に手当が支給できるように対応してまいります。以上でございます。 132: ◯12番(本田雅英君)[74頁]  次に、今回のコロナ禍によって、先ほど来質疑も出ておりました病院経営の影響は非常にあるわけですね。そういった中で、当然全国的な話ですが、受診の控え、そういったことから経営状況が苦しくなっている病院が多いと聞いておりますけれども、市民病院も当然、3月から5月の経営状況は前年度と比較いたしますと非常に厳しいものがあるんですね。例えば急性期病棟の稼働率、これは3月は3.5ポイント減少、4月は13ポイントの減少、5月は17.6ポイントの減少で、入院・外来を含めた合わせた収益だけ見ますと、3月は約2,400万円、4月は約1億7,000万円の減少で、いずれも前年度を下回っている大変厳しい状況でございます。5月はまだ速報値が出ていませんが、稼働率からいったら最悪ですね、17.6%。簡単に言ったら、対前年が大体1日平均330人ぐらいの入院患者の方が230人ぐらいと、100床くらい空床が前年より下がっているという状況なんです。厳しい状況だと思うんです。  こうした経営のマイナス影響の補填について、国や県への要望は行っておりますか。いかがですか。 133: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[75頁]  こちらのほう、5月上旬に津島市から国及び県に対する要望の一つといたしまして、新型コロナウイルス感染症により大幅な減収が見込まれる地域医療の最後のとりでである津島市民病院の経営支援をお願いいたしました。国においては、医療機関等に対する支援として2次補正予算が計上されております。こうした支援等に関する情報をきっちりと把握し、最大限活用して経営のマイナス影響の補填に努めてまいります。以上です。 134: ◯12番(本田雅英君)[75頁]  第2次補正というのは医療提供体制の強化ということで、今回、国のほうで審議されております約3兆円、2兆9,000億円ですね、ここの中のことを局長さんはおっしゃってみえるんですが、そこで情報を把握して経営の補填に努める。それはそれとして、先月の5月22日に国から県へ資金繰りへの対応についての事務連絡が出されているんです。当然、病院にも届いていると思います。この中で、公営企業における特別減収対策企業債の発行が示されておるわけですよ。これに基づく通知等が県から届いていると思いますが、この特別減収対策企業債の内容、そして通知を受けて市民病院の対応について説明を頂けますか。 135: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[75頁]  資金繰りへの対応という通知でございますが、こちらのほう該当するのは、公営企業における特別減収対策企業債の発行、まさにお示しのとおりでございますが、こちらの内容、病院などの公営企業における新型コロナウイルス感染症に伴う減収による資金不足について地方債、これは特別減収対策企業債でございますが、こちらの発行をできることとし、利子については特別交付税措置という通知が来ております。  こちらの通知を受けまして、当然、病院のほうでも検討はさせていただいたんですけれども、まだ年度が始まった段階でございますので、こちらのほうは6月が最初の締切りという形で申請の期限が切られておったんですけれども、院内で検討した上で、しばらく様子を見させていただいて、9月の2次申請の形で申請していって様子を見ても、ある程度の減収になる部分の金額を把握してから出そうというような形で、今、事務を進めていこうかなという形で動いておるところでございます。以上でございます。 136: ◯12番(本田雅英君)[75頁]  局長さん、今の企業債の話、内容を説明をと、きちっと尻切れとんぼの話じゃいけませんよ。総務部長、企業債の同意は毎年7月、翌年の2月ですよね。間違いないですね。今回は特例で9月もつくったんですよ、国は。多分、局長がおっしゃるのは、今は新年度が始まったばかりで、まだまだ5月の実績も出ていない。だから、9月の同意へ向けて取り組んでいくという話でしょう。それならそれではっきり言わなきゃいけませんよ。  もう一つは、企業債を発行して利子はどうするか。特別交付税で措置を講じると国は言っているんですよ。もう一つ、企業債のほかに国のほうで考えておるのは、通常、4月の診療を行ったら、2か月遅れで市民病院は入金になるわけです。国保連合会、あるいは社会保険診療報酬支払基金からお金が入ってくるわけです。ところが、今回は特例で一月前倒しでという話もあるわけです。そういうことを述べてもらわなきゃ、あなた。その辺は事務方としてしっかり対応してもらわなきゃいけませんよ。いかがですか、局長。 137: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[76頁]  御指摘はごもっともでございますので、そういったような話も耳に入っておりますし、その都度検討して、今こういった形でいこうという形で進めておるところではございますが、こういう事態でございますので、議員御指摘のとおり、しっかり対応していく所存でございますので、よろしくお願いいたします。 138: ◯12番(本田雅英君)[76頁]  やはり聞かれたことにはきちっと答えなきゃいかんね、市民の皆さんが聞いておるんですから。特に5月はすごい落ち込みですから、6月もどうなるか分かりませんけれども、6月も今の状況はちょっと厳しい状況だもんですから、とにかく5月が一番厳しい状況だと思うんですよ、ベッドの利用率からいったら。だから、しっかりとその辺は事務方で資料を作って申請すると。企業債発行を申請すると。9月同意に向けて努力してもらう。これは大事ですよ。ミスったらいけませんよ。医療職の先生方は、このコロナ禍の中で一生懸命頑張ってみえるんです。あなた方の仕事なんですから、これは。よろしくお願いしますね。  活用できるものは必ず活用するという姿勢で臨んでいくのは大事なんですが、外部からの支援を頂くことも重要でありますけれども、院内においても自助努力も同様に重要と考えるんですね。先般、10年以上連続で黒字を達成している、たしか3月の委員会でも私は御指摘をさせていただいた三重県にある松阪市民病院。ここは落ち穂拾い作戦を展開しているんですよ。御存じですね、局長。その新聞記事を読まれましたか、局長さん。この落ち穂拾い作戦についてどのような取組で、どういった意義、効果があるのか、市民病院では状況はどうなのか、その辺についても御答弁を頂けますか。 139: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[76頁]  3月の委員会で本田議員のほうから御指摘を受けましたので、当然アンテナを張っておりましたが、5月28日付で病院新聞という形でたまたま最新の記事が載っておりますので、そちらの中身で御説明を申し上げます。  落ち穂拾い作戦でございますが、これは松阪市民病院の世古口室長のほうが推奨しておるものでございまして、診療報酬が認められている指導料、管理料が正しく算定されているか、算定漏れや使用した薬剤、検査に無駄がないかをチェックするものでございます。こちらのほうは世古口先生の、うちの職員を講演に行かせて、そこで話を聞いた上で、当院のほうでも講演のほうを開いていただいて、それを踏まえた上で、うちの中でプロジェクトチームを立ち上げて、昨年度1年間かけて、うちの中でも落ち穂拾い作戦、本家にはちょっと足元にも及ばないかもしれませんけど、それに見合う形で展開してきたところでございます。  プロジェクトでございますので、昨年度末をもって一応締めという形でやらせていただきましたが、こういったことはずうっと続けなければ意味がございませんので、令和2年度から病院の支出改善委員会という形で銘打ちまして、落ち穂拾いならず広い範囲で病院の改善に取り組んで、自助努力に努めるような形で院内で展開してこれからやっていく流れでございますので、よろしく応援のほどお願いいたします。 140: ◯12番(本田雅英君)[77頁]  とにかく、診療報酬の改定は2年に1度あるわけですね。だから、やっぱり毎月毎月のチェックは必要だと思うんですよ、算定漏れがないかどうか。松阪市民病院も10年前はもう売却の話まで出ておったわけですわ。ところが、これはいけないということで、算定漏れはないかということで、医師は減って少ないけれども、オール松阪市民病院で取り組んで、いろんな算定漏れをなくしてきた。その結果、昨年まで10年連続の黒字になったということなんですよ。体験談をもっておっしゃってみえるんです。だから、これからもコストはかかるわけはないのですから、提供する医療の質も間違いなく上がるわけですから、積極的に毎月毎月、算定漏れをチェックしていただきたい。これはひとつよろしくお願いしますね。  もう一点、今回の感染防止で一躍脚光を浴びているのが診療報酬の取扱いも見直されたオンライン診療ですね。これについてお尋ねをいたしますが、市民病院ではオンライン診療を行っていないと局長から伺っております。県下には津島市民病院も含めて18の公立病院があるんですが、当院だけみたいですね、どうも。なぜできなかったのか。今後、対応していく必要があると思うんですよ。その辺について局長、いかがですか。 141: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[77頁]  議員御指摘のとおり、オンライン診療、コロナの関係で限定的な電話診療という形になりますが、御指摘のとおり公立病院でやっていないのは当院だけでございます。こちらはなぜしていなかったという話でございますが、こちらのほう2月の後半のほうに厚生労働省より特例的な取扱いということで電話診療が可能となる通知が出させましたけれども、その時点では県内において極端な感染の拡大が見られず、拙速な実施は必要ないとの判断で実施を見送っていたところでございます。その後、電話診療の初診適用や緊急事態宣言が出されて、ばたばたっという感じで緊急事態になったもんですから、4月中旬においても検討を行いましたが、対応できる人員を確保できずに実施を見送ってきたという経緯がございます。以上でございます。 142: ◯12番(本田雅英君)[77頁]  いずれにいたしましても、オンライン診療の早急に体制を整えてやらなきゃいかんと思うんです。まず、いつから行う予定なのか、これについてまず答弁を頂くことと、時間がございませんので、最後に要望だけをお話ししておきます。  曖昧な対応ではなくて、常にいつ何を行うかということを明確にして取り組んでいただきたい。そして、導入に向けて迅速な対応をよろしくお願いしたい。新型コロナウイルス感染症の今後の見通しは不透明でありますけれども、どういった展開になっても対応することができるように情報を正確に把握し、院内において検討を重ね、しっかりと取り組んでいく必要があります。いま一度これまでの対応を振り返り、改善すべきところは改善する、これが大事なことなんです。そして、また迅速かつ適切な対応を意識していただきたい。そのことが最終的には、市民、医療者を守るために最善の感染防止対策を行う。このことを忘れずに今後の対応に全力で取り組んでいただきたい、このことを要望しておきます。  そして、局長のほかに、最後に副市長に、せっかく就任されて初めての議会ですのでお尋ねをいたしますが、市民病院は地域医療の要として将来にわたり継続していかなければなりませんけれども、先ほど来議論しておりましたESCO事業は、その一助となる非常に大切な取組であります。二度とこのようなミスのないように、いま一度業務に取り組む姿勢、意識を改めてしっかりと対応していっていただきたいと思います。  そしてまた、市民病院の経営の安定化は、病院単体だけの取組では幾ら努力しても限界があると思われます。設置者である市が行政の最重要課題の一つとして明確に位置づけて、しっかりと協働、連携して取り組んでいく必要があると考えます。この4月に津田副市長さんが就任され、そういった部分での強化が図られたものと認識をしておりますけれども、副市長さんにおかれましては御就任以来、市政の立て直し、またコロナの問題、そしてまた市議会とのコミュニケーションなど、大変精力的に取り組まれておられます。病院職員の方々からも非常に好印象の声が上がっておるんです。これはお世辞でも何でもございません。事実の話です。また、4月、5月の2回にわたり定期的に行われている市長・院長等意見交換会に参加されて、市民病院の役割、経営状況等についての御理解もある程度深まったのではないかなと推察いたします。  最後に、事務方のトップとして、市民病院に対する副市長さんの考え、思いをお尋ねし、私の一般質問を終わります。 143: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[78頁]  すみません、時期のお話を失念しておりました。電話診療の関係ですが、実施に当たり必要な運用手順の策定と、あと人員の確保の調整をおおむね6月中に完了して、7月から実施できるように事務を進めてまいります。よろしくお願いいたします。 144: ◯副市長(津田新太君)[78頁]  4月に副市長に就任して以降、地域住民の方々、市議会議員の皆様、そして職員とのコミュニケーションを重視しまして日々取り組んでまいりました。皆様に支えられながら、本日まで職務に専念することができることに本当に感謝を申し上げる次第でございます。  この市民病院につきましては、就任以前から皆様方の御尽力により、ここ数年経営が改善されてきておると聞いておりました。市民病院は地域から信頼される病院であり、また地域住民の命を守る最後のとりででございます。職員一人一人が病院をよくしていくという意識を持って取り組んでいくことが必要不可欠であると考えておる次第でございます。実際に市長・院長等意見交換会をはじめ、様々な機会に病院の方々とお話をさせていただきましたが、病院職員の皆様方は、議員が言われたとおり、使命感を持って取り組まれております。今回の新型コロナウイルス感染症への対応におきましても、リスクのある中、地域の住民の方々の健康と命を守るために日々取り組んでいただいております。本当に感謝を申し上げる次第でございます。引き続き頑張っていただきたく強く期待しておるところでございます。  また、病院の皆さんが最高のパフォーマンスを発揮しまして、よりよい医療を提供していくためにも、引き続き経営の安定化に取り組んでいくことが重要であると認識しております。私としましても、事務方のトップとしまして最大限努力し、そして病院、そして市議会の皆様方と一緒になって、この新型コロナウイルス感染症による影響が、経営が本当に厳しい状況の中でありますが、津島市の市民病院は頑張っていく、市民の皆様からよく頑張っておられると言われるように、一歩一歩着実に経営改善を務めてまいりたいと考えております。 145: ◯議長(日比野郁郎君)[79頁]  次に、宇藤久子さんの発言を許します。        14番 宇藤久子君〔登 壇〕(拍手) 146: ◯14番(宇藤久子君)[79頁]  それでは、議長より発言のお許しを頂きましたので、通告書に従いまして、件名1.新型コロナウイルス感染症対応に関する件で、要旨1のほうから始めさせていただきます。  視覚障害者への対応について、まずお聞きいたします。
     新型コロナウイルス感染防止のため、様々な行事が延期や中止となっていますが、6月14日から開催予定の全国視覚障害者福祉大会(宮城大会)がある予定でしたが、この開催はどうなりましたでしょうか、お聞きいたします。 147: ◯健康福祉部長(水谷勝彦君)[79頁]  新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、令和2年3月31日付で主催者であります社会福祉法人日本視覚障害者団体連合会が開催中止を発表したところでございます。 148: ◯14番(宇藤久子君)[79頁]  今お聞きしたように、開催中止ということですが、もし開催されたとしても、視覚障害者の方たちは密を守りながら移動するというのはとても大変なことだと思いますので、中止になってよかったと思いますけれども。  次に、津島市内に視覚障害者の方は何人ぐらいお見えになりますか。 149: ◯健康福祉部長(水谷勝彦君)[79頁]  令和2年5月1日現在で、108人の津島市民の方に視覚障害として障害者手帳を交付しております。そのうち、重度の2級以上の方は72人となっております。以上でございます。 150: ◯14番(宇藤久子君)[80頁]  視覚障害者の方が108名お見えになるということをお聞きしましたが、その108名の方の中には全盲の方もあれば、視覚障害者の方は1点しか見えない方とか、明かりしか見えないという方とか様々だと思いますが、視覚障害者の方が利用できる障害者サービスはどのようなものがありますか。また、コロナ禍の影響はどうでしたでしょうか、お聞きいたします。 151: ◯健康福祉部長(水谷勝彦君)[80頁]  障害福祉サービスのうち、視覚障害者に特化したサービスといたしましては、通院や買物などの外出の際に支援する同行援護サービスがございます。  また、新型コロナウイルスによる影響といたしましては、サービス利用者の人数でいいますと、本年2月から4月まで毎月7人程度で推移しており、前年の利用者数とほぼ変わらない状況でございます。そのため、必要なサービスは提供されているものと考えております。以上でございます。 152: ◯14番(宇藤久子君)[80頁]  ありがとうございました。  新型コロナウイルス感染防止の中で、視覚障害者の人にとっては手が目になるんですよね。手触りが頼りということで、新聞報道にもありました。このたび新聞記事にもよく載りましたけれども、やはり手触りが頼りということと、こういったガイドヘルパーさんがついてということで、新聞報道が出た二、三日後にもテレビ放送もされて、今回問題にいろいろなったということがきっかけで、私もこの質問をさせていただきました。  手触りで触らなきゃいけないもんですから、感染リスクが非常に高いということなんですよね。そこで、先ほど同行援護サービスがありますと言われましたが、視覚障害者の方が外出するときには横についておりますガイドヘルパーさん、こういった方たちの援助が必要になるんですよね。同行を援護していただけるガイドヘルパーさんの障害福祉サービスの申込先はどこになりますか、お聞かせください。 153: ◯健康福祉部長(水谷勝彦君)[80頁]  障害福祉サービスを利用するには、福祉課に障害福祉サービスの利用申請書を提出していただくこととなります。その方が利用した障害福祉サービスを申請いただいた後に、医師や相談員による審査会で、その方に必要な障害福祉サービスの区分やサービスを提供する事業所、1か月当たりのサービス支給量、負担金額が決定されることとなっております。以上でございます。 154: ◯14番(宇藤久子君)[80頁]  名古屋市なんかですと、視覚障害者の方が同行サービスをお願いしようとしましたら当日でも利用できるようですが、津島市でも当日でも利用できるのでしょうか、お答えください。 155: ◯健康福祉部長(水谷勝彦君)[81頁]  障害福祉サービス受給者証をお持ちの方であれば、津島市におきましても同行援護サービスが可能な事業所が4か所ございますので、サービス事業所のガイドヘルパーの状況によりますが、当日申込みの当日利用も対応可能と考えております。以上でございます。 156: ◯14番(宇藤久子君)[81頁]  当日利用も対応可能ということですが、緊急のときに外出したいときがとても安心だと思います。  でも、その外出に付き添うヘルパーさん、ここの記事にも載っておりましたけれども、障害者に体を寄せて、視覚障害者のガイドヘルパーさんは当然体を寄せてガイドしなきゃいけないんですよね。そうすると、感染、特にコロナ感染、接触してはいけないという中で、ヘルパーさんもちょっと心配されて、ガイドのほうのお願いする確保がなかなか難しいことが、この記事に載っております。  新型コロナウイルスによる感染症対策として、市は広報やホームページでいろいろとPRしていますが、視覚障害者の方は見えないし、読めないんですよね。点字対応の封筒とか、以前、点字で封筒に住所・氏名を書かれて送られて、内容も点字で送られているということが随分前にあったと思うんですけれども、今は何か特段の対応を取られているのか、お聞きいたします。 157: ◯健康福祉部長(水谷勝彦君)[81頁]  視覚障害者の方に対する市からの周知といたしましては、障害福祉サービスのホームヘルパーの活用、ホームページの音声読み上げ機能の活用や広報紙の内容を録音したカセットテープにより感染症対策などの周知をしているところでございます。  現在、福祉課には視覚障害をお持ちの方の問合せなどは特にございませんが、その際にはその方が必要とする点字、音声、テキスト等の媒体を活用し、対応させていただきたいと思っております。以上でございます。 158: ◯14番(宇藤久子君)[81頁]  ありがとうございました。  新型コロナによる外出自粛が続く中でも日常生活を送るためには、食品の買物にも出かけなければなりません。最近はお店のレジの前にソーシャルディスタンス、パーソナルスペースを確保するために床にマークやシールが貼ってありますね、このように。ここに、「こちらでお待ちください」というマークと「離れてお並びください」というマークですけれども、このように貼ってありますね。皆さんもお買物に行かれますと、足元に貼ってあるのをよくお見かけになると思いますけれども、そのシールが目の見えない方にとったら当然見えないんですよね。ここに点字ブロックでもやってあれば、まだ白杖をたどって分かるんですけど、何もないもんですから分からないと思うんですが、そこで市として対応できることはありませんでしょうか、お聞きいたします。 159: ◯健康福祉部長(水谷勝彦君)[81頁]  新型コロナウイルス対策といたしまして、各店舗が様々な感染対策に取り組んでいるところではございますが、障害福祉の観点からの各店舗への設備面、ハードの部分での協力や要請は、店舗ごとの構造や対策の違いから難しいものがございます。  市の対応といたしましては、視覚障害者の方がお店の従業員や周りの人からお声がけしていただくようヘルプマークを配付することで、間接的にはなりますが対応してまいりたいと考えております。以上でございます。 160: ◯14番(宇藤久子君)[82頁]  見える方が近くにお見えになって、このマークはここにありますよということで教えていただくと、一番目の見えない方にとったら助かると思いますけれども、そういうことができない場合は、視覚障害者の方が、先ほどおっしゃいましたヘルプマーク、赤で見やすいと思います。こういったマークなんですけれども、このヘルプマークは、義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方とか、または妊娠初期の方とか、配慮が必要な方とかが外見で分からないことがよくありますよね。そういった周囲に配慮を必要とされる方たちが援助を得やすくするために大変便利なヘルプマークを身につけてみえるわけですよね。かばんとか持ち物のところ、どこでもいいんですけど、身につけてみえます。  また、このヘルプマークをもらうのには必要なことはありますか、お聞かせください。 161: ◯健康福祉部長(水谷勝彦君)[82頁]  ヘルプマークにつきましては、福祉課の窓口のほか保健所でも頂くことができます。必要なものにつきましては特段ございません。窓口でヘルプマークが必要と言っていただければ、お渡ししているところでございます。以上でございます。 162: ◯14番(宇藤久子君)[82頁]  このヘルプマークは、津島市のほうでどれぐらいの人に配られておみえになりますか、お聞かせください。 163: ◯健康福祉部長(水谷勝彦君)[82頁]  ヘルプマークにつきましては、平成30年7月に配付が始まって以来、福祉課におきまして551人の方にヘルプマークをお渡ししているところでございます。以上でございます。 164: ◯14番(宇藤久子君)[82頁]  市では551名の方にヘルプマークがお渡ししてあるということですが、私もこれをつけている方をお見かけしたことがないんですけれども、大きいですので、多分つけてみえる方があったら分かると思いますので、そういった方で、どこかですくんでみえる方とか、何か探していて困ってみえるような方がありましたら、お声がけをしてあげて助けてあげられるといいなと思いますので、皆さん御協力をしてやってください。お願いいたします。  続きまして、件名の1のほうの新型コロナウイルス感染症対応に関する件の中で、要旨2のほうの特別定額給付金についてお尋ねをいたします。  令和2年5月の市議会臨時会で特別定額給付金給付事業の補正予算が成立し、津島市民への一律10万円給付が始まりました。特別定額給付金の申請書等が令和2年5月25日に発送されましたが、先月の5月市議会臨時会で私が質問いたしました音声読み上げコードつきのチラシの要請はありましたでしょうか、お聞きいたします。 165: ◯市民生活部長(高林茂宏君)[83頁]  現在のところ、音声読み上げコード付チラシの要望の連絡は入っておりません。今後問合せがございましたら、即時対応させていただく準備はできております。以上でございます。 166: ◯14番(宇藤久子君)[83頁]  それでは次に、特別定額給付金を受け取ることができる対象者数をお聞かせください。 167: ◯市民生活部長(高林茂宏君)[83頁]  給付金対象者数は、令和2年4月27日の基準日に津島市の住民基本台帳に記録されている市民で、給付対象者の属する世帯の世帯主に特別定額給付金を給付対象者の人数分給付いたします。転入、転出、出生を整理いたしまして、基準日においての津島市の人口は6万2,053人、世帯数は2万6,642世帯でありました。 168: ◯14番(宇藤久子君)[83頁]  次に、特別定額給付金をどのようにして申請するのか心配な方がお見えになると思いますので、どのような申請方法がありますかお聞かせください。また、令和2年6月8日までの申請件数をお答えください。 169: ◯市民生活部長(高林茂宏君)[83頁]  まず、申請の方法でございます。  国が示す申請方法は、マイナンバーカードを使ってマイナポータルから申請するオンライン申請方式と、津島市から申請書等を世帯主様宛てに送付し、申請書を返信用封筒で送り返していただく郵送申請方式の2つの方法を基本としております。  オンライン申請方式は5月15日から申請を開始し、郵送申請方式は5月25日に発送をいたしました。  また、津島市では、少しでも早く申請をされたいという市民のニーズに応えるため、第3の方法といたしまして、津島市のホームページから申請書をダウンロードして申請書を送付していただくダウンロード申請方式を5月7日から行っておりましたが、郵送申請方式の発送に合わせまして、郵送申請方式に踏襲させていただきました。  郵送申請方式につきましては、申請方法を説明させていただきます。まずは申請書に世帯主氏名、電話番号、口座振替の情報を記載していただきます。次に、世帯主の本人確認書類の写し、銀行通帳の写しを用意します。最後に、申請書と写しを返信用封筒で返送していただくと申請は完了といたします。審査後、支給を決定いたしましたら、支給決定のお知らせを発送させていただきます。  なお、申請件数でございますが、令和2年6月8日現在で、ダウンロード申請方式531件、オンライン申請方式382件、郵送申請方式が2万1,191件でございました。以上でございます。 170: ◯14番(宇藤久子君)[84頁]  それでは、令和2年6月9日支払い分までの支払い件数をお答えください。 171: ◯市民生活部長(高林茂宏君)[84頁]  令和2年6月9日支払い分までの合計といたしまして、まず件数は4,229件でございまして、支給の金額につきましては10億5,250万円ということでございます。以上でございます。 172: ◯14番(宇藤久子君)[84頁]  ありがとうございました。  次に、令和2年5月20日に新聞記事にも載りましたけれども、福島県天栄村で、特別定額給付金を誤って367世帯1,162人に二重に振り込みをし、誤って支給をした総額は1億1,620万円に上るとのニュースが、この新聞報道にありました。また、5月28日には大阪府の寝屋川市で、特別定額給付金を誤って993世帯の2,196人に二重に振り込みをし、誤って支給した総額は2億1,960万円に上るとのニュースが報じられました。ちょっと大変でしたね。津島市でも本当にチェック体制は大丈夫でしょうか、お聞きいたします。 173: ◯市民生活部長(高林茂宏君)[84頁]  令和2年5月25日に申請書を発送いたしましたが、対象世帯2万6,642世帯のうち、発送日までに申請を受け付けました790世帯は送付をしないなどし、二重申請を防ぐ手法を取らせていただきました。  チェック体制につきましては、1枚の申請書につき三重のチェックをいたしております。  まず初めのチェックは、申請書を受け付けましたら、申請書類への記載事項、添付書類との照合など複数の人の目で審査をしております。  次のチェックは、給付管理システムへの入力時のチェックでございます。特別定額給付金については、申請書の記載事項を給付管理システムに入力し、給付管理をすることとしております。既に口座振替が完了している世帯には、新規に口座振替データを入力できない仕組みということになっております。  最後のチェックは、給付管理システムから口座振替データを出力して指定金融機関へ渡す前に、再度複数人で申請書との読み合わせを行い、確認作業をしております。以上でございます。 174: ◯14番(宇藤久子君)[84頁]  しっかりとチェックをしてミスのないようにしていただきたいと思います。  次に、特別定額給付金は、希望する市民の方にできるだけ届けていただきたい。給付を100%に近づけるために、申請を忘れている市民へ再度申請を促すなどの施策を講じてはいかがでしょうか、お答えください。 175: ◯市民生活部長(高林茂宏君)[84頁]  こちらの特別定額給付金給付事業実施要綱に基づいた実施を今現在しておるところでございまして、申請受付期限は郵送申請方式の申請受付開始日から3か月以内とすることと定められております。未申請者の方を対象に、7月末をめどに再度申請を促す御案内をするなどの方策を現在考えております。以上でございます。 176: ◯14番(宇藤久子君)[85頁]  次に、新型コロナウイルス感染症対応に関する件の要旨3のほうに入らせていただきます。  災害避難についてお伺いいたします。  これから台風のシーズンを迎えますが、台風が接近しますと、市では市内に自主避難所がこれまで開設されてきました。先日、新聞報道にもありました。このように新聞報道、大きく載っております、3密の件で。長野県中部を震源とする地震が続く中、避難所の3密をどう防ぐかという記事がありました。大変な人たちの災害、特にコロナのときで大変だったと思います。  津島市で自主避難所の3密を防ぐための取組として、具体的にどのような対策を考えてみえますか、お答えください。 177: ◯市長公室長(安井賢悟君)[85頁]  台風の接近に伴い、当地域に被害が発生するおそれがある場合、自主的に避難を希望される方のために、文化会館、生涯学習センター、神島田公民館、西地域防災コミュニティセンターの4か所を自主避難所として開設いたします。  避難所での対策といたしましては、定期的な換気やスペースの確保など、密閉・密集・密接の3密を避けるための対策をしてまいります。  感染防止対策として、体温など健康状態の確認や手洗い、アルコール消毒液による手指消毒、せきエチケットなど、基本的な感染症対策を徹底してまいります。  また、避難者の方が間隔を空けて避難できるように目印をつけるなどして、安心して避難していただける対策を図ってまいります。  なお、自主避難所の密を避けるため、可能な場合は親戚や友人の家など安全な場所での在宅避難の検討も有効と考えられますので、事前の準備として周知をしてまいります。以上でございます。 178: ◯14番(宇藤久子君)[85頁]  先ほどおっしゃいました親戚や友人の家などの安全な場所でも、在宅避難を視野に入れてということも新聞記事のほうに、こちらにも載っておりましたので、そういったのも考えながら避難していただくと。普通の避難と違いまして、密、コロナ対策の中のということでございますので、お願いいたします。  その中で、発熱とかせきなどの症状のある方など感染症が疑われる方が避難してみえましたら、その場合にはどんな対応を取られますか、お答えください。 179: ◯市長公室長(安井賢悟君)[85頁]  発熱、せきなどの症状のある方などの感染症が疑われる方が避難してきた場合には、一般の避難者とは別のスペースにて健康観察をいたします。もし症状が悪化するようであれば、医療機関へ受診していくことも考えております。以上でございます。 180: ◯14番(宇藤久子君)[86頁]  今おっしゃいました別のスペースにて健康観察とは、具体的にどのような場所を想定してみえますか、お聞かせください。
    181: ◯市長公室長(安井賢悟君)[86頁]  別のスペースといたしましては、壁やドアなどで一般避難者スペースと仕切られている部屋を想定しております。  また、トイレや手洗い場の動線を一般の避難者と分けることや換気することが可能であるなどの条件を満たすスペースを確保することを考えております。  現在、自主避難所の4施設のうち、神島田公民館と西地域防災コミュニティセンターの2施設につきましては小規模な施設のため、発熱、せきなどの症状があり感染症が疑われる場合には、他の施設へ避難をしていただくことも考えております。以上でございます。 182: ◯14番(宇藤久子君)[86頁]  国から今年の4月に、避難所における新型コロナウイルス感染症へのさらなる対応についての通知があったと思いますが、この通知を受け、津島市の防災計画における避難所に関する事項を見直しされる考えはございませんか、お聞きいたします。 183: ◯市長公室長(安井賢悟君)[86頁]  令和2年4月7日付で内閣府から、避難所における新型コロナウイルス感染症へのさらなる対応についての通知を受け、愛知県が留意事項について県の考え方をまとめております。今後、国や愛知県の防災計画の見直しなどの動向にも注視しながら、市の地域防災計画の見直しを検討してまいります。  なお、避難所における感染症防止対策につきましては、市の避難所運営マニュアルの中で見直しを行ってまいります。以上でございます。 184: ◯14番(宇藤久子君)[86頁]  認定NPO法人全国災害ボランティア支援団体ネットワーク避難生活改善に関する専門委員会が、「新型コロナウイルス避難生活お役立ちサポートブック」というのを2020年の5月11日に発行されました。このサポートブック、まだ5月11日に発行されたばかりで、ネットで見まして取り寄せたんですけれども、中を読んでみますと、コロナウイルスの対策以外のことでも非常に分かりやすく説明してありますので、一度取り寄せていただいてお読みくださるといいなと思います。とても参考になると思いますので、よろしくお願いいたします。  このサポートブックは、長期的な避難生活が始まったときに、新型コロナウイルスをはじめとする感染症の予防に役立てていただきたいとまとめられた冊子になっております。その中で、避難者の利用するスペース、これもまたたまたまサポートブックを発行されましたのがレスキューストックヤードの栗田さん、よく私も講演会なんかを聞きに行きますけれども、それを発行された後に6月1日の新聞記事に大きく載りました。こういうふうに栗田さんもここに載っておりますけれども、こんな大きく載りまして、このサポートブックを出された後の新聞記事になっておりますけれども、その中でスペースは1メートル以上と書いてありますけれども、できれば2メートル以上離して、間はパーティションで仕切ることが求められているということが細かく書いてありますので、このサポートブックもそうですけれども、とても参考になりますので、一度細かく読んでおかれるといいなと思います。  津島市のほうで、こういったのを読んでいただいて、またその中で自主避難所では、この中に該当することで可能でしょうか、一度お聞かせください。 185: ◯市長公室長(安井賢悟君)[87頁]  避難所の収容可能人員につきましては、1人当たりの必要占有面積を短期避難と長期避難に分けて考えております。算定方式といたしましては、短期避難は緊急対応初期段階での就寝可能な占有面積として1人当たり2平方メートル、長期避難は避難生活が長期化し、荷物置場等を含めた占有面積として1人当たり3平方メートルで収容可能人員を算出しております。  なお、感染症の感染拡大時期と災害が重なり複合災害となった場合には、密を避けるために避難所において避難者同士の間隔を空けるよう対策を考えております。その場合の収容可能人員は、1人当たり必要占有面積を4平方メートルとして考えてまいります。  自主避難所におきましても、基本的な感染症対策の徹底を行った上で、避難者の方々には間隔を空けていただくことを想定しております。  また、多くの市民が避難し、3密の状態にならないよう、避難所の開設を増やすことも考えてまいります。以上でございます。 186: ◯14番(宇藤久子君)[87頁]  御答弁ありがとうございました。  避難した場所とか人数で随分変わってくると思うんですけれども、そのときに応じて臨機応変に対応していただけるといいなと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  副市長さん、市民の方も副市長さんの御答弁をお聞きになりたいという方もあると思いますので、先ほども答弁いただきましたけれども、私も答弁をお願いしたいと思いますので。  先回要望しておきました避難所に備蓄しておくもの、私、常々言っておりますけれども、この前お願いしたのは、こういった使い捨ての手袋、これも必要だと思うんですよね。これもお願いしたいということと、それからこれは皆さん御存じないかもしれませんけれども、使い捨てのトイレなんですよね。ポータブルの携帯用のトイレになっています。避難したときの、もし最悪、よく渋滞しますね、高速道路とか何かで、渋滞したときにでも一応トイレ、避難用のトイレなんですけど、これを私、常々バックに入れております。なぜというと、高速で渋滞したときに非常に困りますよね。そういうときとか、エレベーターが止まったときとかにも、もし、そういうことがないとは言えませんので、携帯用のこれがトイレでございますので。  それもパンフレットを見ましたら、やはりこういうふうに出ているんですよね。これで150円ぐらいです。これで100個入りとか、こういうふうになっておりますので、こういったポータブルの、これはこういった大きい袋があります。その中に固形の固めるのがこれで入っているんですよね。これで入っています。それでとても便利だと思うんですよね。数を100個とかそういうふうに注文して避難場所に入れておけば、いざというときに、災害が起きたときに一番トイレが困ると思うんですよね。こういった大きいトイレも当然要りますけれども、こういった携帯用の、皆さん持っていかれると非常に助かると思いますけれども、今日これを見た方も、いいねというところで御用意なさると個人でも買えますので、これをバックに一つ持っていると何かあったときに便利だと思いますので、こういった避難用の災害用のトイレとか、こういった使い捨ての手袋、そして段ボール。  いつもいつも私、言っております。間仕切りの段ボール。これはベッドにもなりますし、こういった間仕切りで部屋を仕切ることができまして、特に今回、3密があります、コロナの場合にね。こうやって仕切って、その中で避難しなきゃいけないと思います。これも災害用で備蓄をしっかりしてあるとおっしゃっていますけれども、まだまだ足らないと思いますので、できるだけ順番に少しでも多く備蓄していただきたいと思いますので、そこのところを副市長さんの見解をお聞きしたいと思いますので、お願いいたします。 187: ◯副市長(津田新太君)[88頁]  新型コロナウイルスと、このような防災との複合災害というのは初めてのケースであります。議員のお示しのとおり、災害時の必要物品、先ほどおっしゃられたゴム手袋、携帯トイレ、段ボールなど、それらのものについても備蓄状況を勘案しながら柔軟的に対応してまいりたいと考えております。よろしくお願いしたいと思います。 188: ◯14番(宇藤久子君)[88頁]  副市長さん、ありがとうございます。  まだペーパータオルを、特にコロナなんかですと普通に洗って使えませんので、使い捨てのペーパータオルとか、そういったのも御用意願いたいと思います。  今、副市長さんから力強い、これから入れておくというお言葉をお聞きしましたので、市民の方も安心して避難できると思いますので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。たくさん備蓄していただくように要望して、私の質問を終わります。 189: ◯議長(日比野郁郎君)[88頁]  次に、長屋大和君の発言を許します。        17番 長屋大和君〔登 壇〕(拍手) 190: ◯17番(長屋大和君)[88頁]  議長より発言のお許しを頂きましたので、通告に従いまして質問させていただきます。  件名は市民病院の件で、要旨はオンライン診療についてです。  このオンライン診療は、新型コロナウイルス対策に有効であると考えるので質問させていただきます。  今年に入り、日本でも感染が拡大した新型コロナウイルス感染症は、現時点では津島市では落ち着いてはいますが、いつ第2波が起こるか分からない状況にあると考えています。愛知県でも新型コロナウイルス感染症の対策を進める中で他市では院内感染が起こるなど、様々な報道がされました。このリスクが高まる中、一般の疾病への診療は通院することなく診察や薬の処方をしてもらいたいと考えています。国の基本指針でも、今後、患者が大幅に増えた状況では、継続的な医療、投薬等については、感染防止の観点から電話による診察等により処方箋を発行するなど、極力、医療機関を受診しなくてもよい体制をあらかじめ構築することを推奨しています。  遠隔医療は、医療資源の貧しい地域だけ必要なものではなく、今回のような感染症流行時や、またいつか起こるかもしれない南海トラフ地震などの災害発生直後など有事の際には必要不可欠な社会的インフラと考えています。  実際、既に平成30年度の診療報酬改定ではオンライン診察料が創設されており、再診については遠隔での診断ができる制度になっています。新型コロナウイルス感染症に際して院内感染や医療崩壊を防ぐ上で一定の効果が期待されるオンライン診療、いわゆる遠隔医療の推進について、医師会、薬剤師会や病院協会とも連携を取りながら協議を始めるべきと思い、今回質問したいと思います。  それではまず、新型コロナウイルス感染症で耳にする機会が増えているオンライン診療、または遠隔医療ですが、そもそもこれはどのような診療なのでしょうか。 191: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[89頁]  オンライン診療とは、病院に出向かなくてもパソコンやスマートフォンなどの情報通信機器を通して診察を受けられる診療方法です。パソコンやスマートフォンの映像と音声で医師が問診を行い、自宅近くの薬局で薬を受け取ることができるものです。患者さんの情報が視覚及び聴覚に限られることなどから、初診や急病の場合は原則として直接の対面による診療を行うこととされております。  また、オンライン診療に関しましては、このたびの新型コロナウイルスの急激な感染拡大を受けて受診の機会を減らすために、オンライン診療の特例的・時限的な措置として電話を用いた診療も可能とする指針が国から出されております。以上でございます。 192: ◯17番(長屋大和君)[89頁]  では、近隣の病院の状況はどうなっているのでしょうか。オンライン診療を行っているのか、または先ほど答弁にありました時限的措置としての電話を用いた診療を行っているのか。既に行っているなら、いつからどちらの形式で診療しているのでしょうか。 193: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[89頁]  近隣の海南病院、あま市民病院ともに、新型コロナウイルス感染症に係る特例的な取扱いである電話を用いた診療につきましては、あま市民病院は3月17日から、海南病院は5月18日から実施していると伺っております。以上でございます。 194: ◯17番(長屋大和君)[90頁]  ありがとうございます。  では、実際に市民病院で、このオンライン診療を進める場合は、どちらの形式を用いて行うのでしょうか。 195: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[90頁]  津島市民病院でオンライン診療を進める場合でございますが、新型コロナウイルス感染症拡大や患者さんの不安を解消するために、特例的な取扱いである電話を用いた診療であると考えます。以上です。 196: ◯17番(長屋大和君)[90頁]  では、この電話を用いた診療はどのような形で行うのでしょうか。 197: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[90頁]  現状は、他病院の運用方法を参考の上、電話による診療を考えております。一般的な流れといたしましては、患者さんから電話を頂き、電話診療の御予約をしていただきます。主治医が電話診療が可能かどうかを判断し、予約の日時に市民病院から患者さんに電話をかけて診療を行い、薬が必要な場合はかかりつけ薬局などでお薬を受け取っていただくこととなっております。  なお、特例的な取扱いである電話を用いた診療につきましては、国から再診での実施に加え初診でも実施可能とする追加の通知が出されたところでありますが、電話診療の場合は目視や触診による患者さんの状態の観察や検査等が行えず、問診のみの電話診療では正確な診療を行うことが困難であるため、初診の患者さんにつきましては対面による診療が必要であると考えます。  したがいまして、初診における電話診療につきましては実施の予定はございません。以上でございます。 198: ◯17番(長屋大和君)[90頁]  ありがとうございます。  では、初診には電話を用いた診療を行わず医師と直接対面による診察と答弁されましたが、この初診とはどう定義されますでしょうか。 199: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[90頁]  診療報酬における初診とは、病気ごとに初めて、その保険医療機関を受診した場合と定義されております。また、過去に同じ病気で受診歴がある場合であっても、一定期間受診がない場合は初診扱いとなります。以上でございます。 200: ◯17番(長屋大和君)[90頁]  ありがとうございます。  次に、処方箋について伺います。  電話を用いた診療の際、処方箋はどのような形で処方されるのでしょうか。 201: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[90頁]  国の指針では、あらかじめ患者さんが指定した薬局に市民病院から処方箋をファクスで送信し、処方箋の原本は別途薬局に送付することとされております。患者さんから指定された薬局は、ファクス送信された処方箋で患者さんにお薬をお渡しすることとなっております。以上でございます。 202: ◯17番(長屋大和君)[91頁]  ファクスで処方箋を送信し渡すとのことですが、その際、津島市の薬剤師会や医師会と事前に、患者さんと処方箋をファクスでやり取りすることに対しての協議が必要と考えますが、いかがでしょうか。 203: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[91頁]  処方箋の受渡しなどの運用手順につきましては、薬剤師会の御理解と御協力が必要であると考えております。電話診療の受診に当たっては、薬剤師会と連携を図りながら進めてまいります。また、医師会も併せて周知してまいります。以上です。 204: ◯17番(長屋大和君)[91頁]  ありがとうございます。  では、実際に患者さんのかかりつけの薬局が薬剤師会に全部加入しているとは限らないと思いますが、患者さんの使われている薬局が加入していない大手の薬局さんなどの場合はどのように対応するのでしょうか。 205: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[91頁]  薬剤師会に加入していない薬局につきましては、個別にお願いをするなどの対応が必要であると考えております。以上でございます。 206: ◯17番(長屋大和君)[91頁]  ありがとうございます。  では、もし仮に患者さんがかかりつけの薬局を持っていない場合の対応はどうなるのでしょうか。 207: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[91頁]  定期的に通院されている患者さんが対象となりますので、かかりつけの薬局をお持ちであるとは思いますが、どの薬局でも受け取りが可能であることを御案内いたします。以上です。 208: ◯17番(長屋大和君)[91頁]  ありがとうございます。  では、次に医薬品の処方に関してですが、電話を用いた診療のみで全ての医薬品が処方できるのでしょうか。処方できない医薬品がある場合、その医薬品はどのような部類のものがあるのか、そしてどのような病気の方に対して処方できないのでしょうか。 209: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[91頁]  電話診療の対象となる病気としましては、糖尿病や腎疾患、リウマチ、アレルギー疾患などの慢性疾患で、これまでも患者さんに処方されていた慢性疾患治療薬及び慢性疾患から容易に想定できる体調の変化に対する薬であれば処方できることとされております。  なお、先ほども御答弁を申し上げたとおり、特例的な取扱いである電話を用いた診療につきましては、再診での受診に加え初診でも実施可能とする追加の通知が出されておりますが、その中で初診において電話診療を行う場合は、麻薬及び向精神薬などは処方してはならないこととされております。以上でございます。 210: ◯17番(長屋大和君)[92頁]  ありがとうございます。  電話診療だけで処方できない医薬品もあるとのことですので、患者さんの方には電話診療を行う際、全ての薬に対して処方箋が出るということではないことに気をつけていただきたいと思います。  次に、診療報酬について伺います。  医師と対面の診察と電話を用いた診療では、診療報酬が変わるところはあるのでしょうか。 211: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[92頁]  再診の場合、電話診療も来院した場合と同様に外来診療料を算定することとなっており、診療報酬上の相違はございません。以上でございます。 212: ◯17番(長屋大和君)[92頁]  ありがとうございます。
     では、電話を用いた診療の場合は、患者さんの支払い方法はどのようになるのでしょうか。 213: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[92頁]  電話診療による診察料は、次回来院時に窓口や自動精算機でお支払いいただくことを考えております。以上でございます。 214: ◯17番(長屋大和君)[92頁]  ありがとうございます。  次回の対面診察の際に支払うとの答弁ですが、既に電話を用いた診療を行う海南病院、あま市民病院も同様の支払い方法なのでしょうか。 215: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[92頁]  海南病院では、次回の来院時に診察料のお支払いをお願いしていると聞いております。また、あま市民病院につきましては、後日、請求書を郵送し、来院または銀行振込でのお支払いをお願いしていると聞いております。以上でございます。 216: ◯17番(長屋大和君)[92頁]  ありがとうございます。  支払いに関しては、回収漏れがないようにしっかりと事前に病院内で協議していただきたいと思います。  次に、先ほど本田議員も質問されていましたが、電話診療を行う時期ですが、事務局長は7月からとの答弁がありましたが、機能的な面も含め再度お聞きしますが、7月から電話診療が稼働できるのでしょうか。 217: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[93頁]  先ほども御答弁させていただきましたが、再度御答弁させていただきます。  新型コロナウイルス感染症に係る特例的な取扱いに基づく電話を用いた診療につきましては、他病院の運用方法を参考の上、早期に7月から実施できるように取り組んでまいります。以上です。 218: ◯17番(長屋大和君)[93頁]  ありがとうございます。  新型コロナウイルス感染症の第2波が懸念されている状況なので、7月からの実施を期待しています。  実際、この7月から電話診療を開始した際、どのように市民の方に周知していくのでしょうか。 219: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[93頁]  院内掲示及び市民病院のホームページへの掲載による周知を考えております。以上でございます。 220: ◯17番(長屋大和君)[93頁]  ありがとうございます。  院内掲示及びホームページ等、多くの方に知っていただくように周知を考えていただきたいと思います。  これから進めていただく電話を用いた診療は、新型コロナウイルス感染症対策としての一時的なオンライン診療の特例的・時限的な措置として活用するだけでなく、現在はスマートフォンアプリの活用、またはスマートウオッチなどのウエアラブル端末を使って、血圧や心拍数など生体情報を取得し、症状や薬の効果などを分析するといった取組が様々な機関で始まっています。そもそもオンライン診療や遠隔医療とは、デジタル技術を使ってヘルスケア分野と一体的に実現してこそ医療費削減などの真意を発揮するものなのです。なぜなら健康を自己管理できるようになり、予防医療が可能となるからです。  津島市としても、新型コロナウイルス感染症に対して一時的に活用するのではなく、5G時代にふさわしい形のオンライン診療、遠隔医療体制をこれから整備していただきたく検討を開始するいいタイミングであると考えています。例えば、アプリを介して行政に通報できる仕組みや、いつでも質問できるAIチャット機能や、行政手続ワンスオンリーなどICTを活用した事業など、医療分野以外にも他市では幾つも出てきています。しかし、現時点ではこのようにテクノロジーを活用したものは、津島市の事業全体からすれば限られた分野にとどまっていると思います。財政が厳しい津島市では、最少のコストで最大の成果を上げていくために、積極的にICTをはじめとしたテクノロジーを活用していく方向に力を入れていただきたいと思います。  そして、それらを活用することで、様々な成果を次々と出すことが可能になると考えますので、病院や教育だけでなく、前向きに行政全般で活用を検討していただくことを要望しまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 221: ◯議長(日比野郁郎君)[94頁]  ここで、15分間休憩いたします。        午後 3時07分 休憩  ──────────────── ◇ ◎ ◇ ────────────────        午後 3時22分 開議 222: ◯議長(日比野郁郎君)[94頁]  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、太田幸江さんの発言を許します。        11番 太田幸江君〔登 壇〕(拍手) 223: ◯11番(太田幸江君)[94頁]  それでは、通告に従いまして、質問をさせていただきます。  今回私は、新型コロナウイルス感染防止対策における子育て支援に関する件、学校再開に当たっての新型コロナウイルス感染防止対策に関する件、公共施設等適正配置計画についての3点について質問いたします。  まず初めに、件名1.新型コロナウイルス感染防止対策における子育て支援に関する件、要旨1.就学援助制度についてお聞きします。  就学援助のことは何度も質問させていただいていますが、就学援助制度は、憲法29条の教育を受ける権利、義務教育無償の原理に基づくものです。学校教育法は、経済的理由によって就学困難と認められる学齢児童・生徒の保護者に対しては、市町村は必要な援助を与えなければならないとしています。制度を実施しているのは各市区町村です。対象は、生活保護の利用者が必要な要保護世帯と、これに準じて市町村が定める準要保護世帯です。準要保護世帯というのは、市町村が決める水準でありまして、津島市においては生活保護の基準と同じ1.0倍となっています。  今回、コロナ対策のために学校が休校となり、この就学援助制度の中には給食費というものがあります。この給食が学校で食べることによって、その1食掛ける実数で要保護児童と準要保護児童に支給されるわけですが、国は要保護児童生徒援助費補助金の学校給食費の取扱いについては、臨時休校期間中、地方自治体が例外的な学校給食が実施されたこととみなすということで、学校給食費相当額を支給することになりました。しかし、今回準要保護に当たりましては、まだはっきりしていないわけであります。国は、準要保護に対しても支援をしてもいいというようなことを今申しているわけでありますが、適切に判断・対応するように言っていますので、津島市としても、就学援助費の給付費分相当を準要保護児童・生徒にも支給すべきと思いますが、どうでしょうか。 224: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[95頁]  新型コロナウイルス感染症対策により、市内の小・中学校は3月から臨時休校となりました。緊急事態宣言の解除に伴い、6月からは学校は再開したところであります。  当市の就学援助費の給食費の取扱いは、給食を食した実績に応じて、保護者負担の額の7割相当額を支給しておりますので、休校期間中の給食費は発生しておりません。しかし、今回議員御指摘のとおり、国から令和2年5月19日付で新型コロナウイルス感染症対策による臨時休業に伴う令和2年度要保護児童生徒援助費補助金の取扱いについての通知を鑑み、令和2年4月、5月分の給食費につきましては、平日の実日数に応じ、保護者負担の7割相当額について、市独自で昼食支援金として支給することを検討したいと考えております。以上でございます。 225: ◯11番(太田幸江君)[95頁]  今の答弁で準要保護児童にも給食費を支給していただけるということを確認させていただきます。ぜひお願いいたします。  しかし、何度もこの就学援助制度のことはここでも言っておりますが、要保護児童・生徒には給食の100%が支給されますが、津島市においては、準要保護児童に対しては70%しか支給されていません。だから、愛知県において100%支給していないのは津島市だけということは、何度もここで言わせていただいております。このコロナ対策を機会に、本当に困っているお母さんやお父さんに100%支給をすべきであると強く要望いたします。独り親家庭の、今回のコロナ関連で職を失ったり、大変な生活が強いられています。ぜひ100%支給をお願いいたします。  また、就学援助制度において、新型コロナウイルス感染症の影響により家計が急変した世帯に対しての対応はありますか、お答えください。 226: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[95頁]  就学援助制度は、基本的には前年の1月から12月の収入状況等により判定をしております。新型コロナウイルス感染症の影響により家計が急変した世帯に対しての取扱いにつきましては特にございませんので、御理解をお願いいたします。 227: ◯11番(太田幸江君)[95頁]  今津島市では、この就学援助、これから家計が急変した世帯に対しての取扱いは特にありませんということでしたが、ネット等で見ますと、例えば東京都の大田区の内容ですけれども、大田区の教育委員会からは、大田区にお住まいの保護者の方へということで、新型コロナウイルス感染症の影響により家計が急変した世帯への就学援助の御案内ということで、直近の3か月分の給料明細や売上帳簿などをもって、再度、就学援助を申請することができるという制度をつくっているということです。こういうものが、ここだけではなくていろんなところでありますので、子供を守るため、ぜひ考えていただきたいと要望いたします。  次に、保育園、認定こども園、幼稚園の給食費の無償化について質問をさせていただきます。  このことは、第4回臨時議会のときにもお伺いしましたが、小・中学校のみの給食費の無償化になっていますが、保育園、認定こども園、幼稚園の給食費の無償化はしないのはなぜか、お答えください。 228: ◯健康福祉部長(水谷勝彦君)[96頁]  保育園、認定こども園、幼稚園の給食費をなぜ無償化にしないかとの御質問ですが、市内の小・中学校につきましては、3月から5月までの臨時休校により、児童・生徒は小・中学校に登校することができませんでした。また、年間の授業時間が大幅に下回ることが心配される中、今年度は夏休み期間における授業が計画されております。そのため、臨時休校及び夏休み期間の授業実施における措置から家庭に与える負担軽減のため、小・中学校では給食費の無償化をするものでございます。  一方、市内保育園、認定こども園、幼稚園におきましては、4月13日から5月31日まで可能な限り登園を自粛していただくようお願いしましたが、継続して事業を実施しており、小・中学校とは状況も異なることを踏まえ、無償化は行っていないところでございます。以上でございます。 229: ◯11番(太田幸江君)[96頁]  昨年度の10月から3歳からの保育料が無償になりました。給食費の副食代が、しかし4,500円ということで、今までなかったものが有償となりました。保育料が無償になったことによって、低所得の保護者への恩恵は少なかったものです。保育料は低いんですが、給食費がまた出てきたということで、その差額が少なかったということで大変恩恵が少なかったということなので、ぜひこの給食費、本当はなかったんですから、これも無償化のほうにしていただきたい。今回のコロナの影響は、独り親家庭の世帯などが経済的な大きな打撃を受けています。ぜひ保育園等の給食費の無償化を実現していただきたいと要望いたします。  それでは、子育て世代に対しての国や津島市の支援について、再度ここでお知らせください。 230: ◯健康福祉部長(水谷勝彦君)[96頁]  子育て支援に関する支援施策といたしましては、所得制限限度額未満で児童手当を受給する世帯に対して、その対象児童1人につき1万円を給付する子育て世帯への臨時特別給付金給付費として、予算額7,100万円。また、国の特別定額給付金の基準日の翌日である令和2年4月28日から12月31日までに生まれた子供を対象に、子供1人につき10万円を支給する出産特別給付金給付費として、予算額2,200万円を計上し、事業実施をしております。  また、国の新型コロナウイルス対策の2次補正予算に上がっている独り親世帯への臨時特別給付金につきましても、国での審議状況を踏まえ、速やかに対応してまいりたいと考えております。以上でございます。 231: ◯11番(太田幸江君)[97頁]  臨時特別給付金事業1万円、出産特別給付金給付事業が10万円、これは今議会でも何回かいろいろなところで説明がありました。では、今初めて、今回第2次補正予算案に上がっている独り親世帯への臨時特別給付金というものが出ましたが、これについてどのようなものかお聞かせください。 232: ◯健康福祉部長(水谷勝彦君)[97頁]  独り親世帯への臨時特別給付金における国の予算案の内容について申しますと、この給付金は、令和2年6月分の児童扶養手当を受給している世帯に対して、1世帯5万円、第2子以降1人につき3万円、そのうち新型コロナウイルス感染症の影響を受けて家計が急変し、収入が大きく減少している世帯には、さらに1世帯5万円を支給するものとなっております。  また、直近の収入が児童扶養手当の対象となる水準に下がった世帯に対しましても、1世帯5万円、第2子以降1人につき3万円を支給するものでございます。以上でございます。 233: ◯11番(太田幸江君)[97頁]  いろいろな給付金やら補助金やら、今たくさん出ていますが、本当に必要としている、きちんとその人に送っていただきたい。早急に必要としている世帯に支給していただくことを要望いたします。  それでは、要旨3.子供の居場所づくりについて伺います。  今ニュースでは、子供の居場所が本当になくて、学校が休み、学童もなかなか制限があったり、でも学童と保育園はずっとやっていただいたということで、本当に働くお母さん、子供たち、助かったと思っています。でも、居場所がない子もたくさんいたと思います。ニュースでは、虐待の問題や、例えば10代の妊娠が増えたなど、そんなニュースが、本当に痛ましいニュースだなと思いますが、流れています。  それではまず、新型コロナ感染予防のため学校等が休校になった間、家庭児童相談室への虐待などの相談は、津島市ではあったのかどうかお聞かせください。 234: ◯健康福祉部長(水谷勝彦君)[97頁]  虐待などの相談件数につきましては、3月から5月の前年同月に比べて大きな変化はございませんでしたが、学校休業に伴い、在宅中の中学生が親とトラブルになり、県の海部児童・障害者相談センターから送致された案件が1件ございました。以上でございます。 235: ◯11番(太田幸江君)[97頁]  このように、表には出ていないですけれども、いろんなことがあるのではないかと私は思っております。しかし、この津島市でも、大変、虐待やら子供の居場所づくりなどで、奮闘されている姿も見てまいりました。この取組、市としてどんなことがされたのか。また、お母さんたちが外出できない状況の中で、不安を抱えたり、孤立しないようにと頑張っている姿もお見受けしました。その取組のことをお聞かせください。 236: ◯健康福祉部長(水谷勝彦君)[98頁]  津島市要保護児童対策地域協議会、ネットワーク会議に登録されている支援対象児童等につきましては、虐待防止等の観点も含め、会議に参画している家庭児童相談室、健康推進課、小・中学校、保育園等が役割分担し、定期的に状況の把握を行うとともに、必要に応じて家庭訪問をし、継続して子供を見守る体制を取っております。  また、子育て支援センターにつきましては、3月9日から自由来所を中止したため、日頃から来所されてみえた方に対しましては、子育て支援センター職員が電話をかけ、困っていることや悩んでいることがないかなどの状況を確認させていただきました。赤ちゃん訪問につきましても、訪問による新型コロナウイルス感染症の感染リスクを考慮し、電話による面談を実施し、お母さんの不安解消に努めさせていただいたところでございます。  今後、小・中学校等の再開に伴い、児童の生活環境等の変化で相談内容が一層多岐にわたると考えられますが、引き続ききめ細やかな相談に応じてまいりたいと考えております。以上でございます。 237: ◯11番(太田幸江君)[98頁]  この間ですが、子供の居場所づくりと放課後教室が休所をしていました。小・中学校再開に伴い、夏休みの期間も短縮されますが、夏休みの期間の子どもの居場所づくりの事業については再開する予定はあるのかお聞かせください。 238: ◯健康福祉部長(水谷勝彦君)[98頁]  小学校の再開に伴う夏休み期間の短縮により、夏休みの居場所づくり事業の実施期間は、令和2年8月17日から21日までの5日間となりますが実施してまいります。夏休み期間の短縮により事業実施期間が短くなりますので、お申し込みいただいた御家庭の現在の利用意向について、再度確認を行うよう準備を進めております。調査した結果、また指導員等従事者の確保の状況によりましては、中央児童館及び東、西、蛭間、高台寺の各小学校の5か所で予定している実施施設数を集約することも検討してまいります。  なお、事業の実施に当たりましては、教室の中では密な状態にならないよう、適正な定員を設け、新型コロナウイルス感染症の感染予防に努めてまいります。以上でございます。 239: ◯11番(太田幸江君)[98頁]  それでは、もう一つの放課後子ども教室はいつから開始されるのか教えてください。 240: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[98頁]  放課後子ども教室とは、放課後における地域の子供の安全かつ安心な活動の場を確保し、地域住民の参画を得て、様々な体験、交流、学習等の活動の機会を提供することで、子供の自主性、社会性、創造性を育む事業でございます。  現在、今年度の放課後子ども教室の開催時期は決まっておりませんが、事業の実施に向け、新型コロナウイルス感染予防のため、十分な換気を行うための機器の配置を検討しています。加えて、学校との調整、子供たちや地域住民から成る放課後スタッフの安全・安心の確保、事業実施に必要なスタッフがどれくらい配置できるかを調査し、どのような活動が実施可能なのかを検討しているところでございます。以上でございます。 241: ◯11番(太田幸江君)[99頁]  いずれも子供たちや保護者の皆さんから待たれている事業だと思いますが、コロナ対策もきちんと方針を決めまして、随時日程が決まりましたら、関係する皆さんにお知らせいただきたいと思います。  それでは、件名2の学校再開に当たっての新型コロナウイルス感染防止対策に関する件に移らせていただきます。  学校再開に当たって、本当に長期の休校でした。学習の遅れ、そして学習の格差が今問題になっています。子供たちは不安とストレスをため込んでいます。こうした子供たちを受け止める手厚い教育が今必要です。学習の遅れと格差に対しては、個別の手だてを含め、一人一人を丁寧に教えることが欠かせません。子供たちの心身のケアを進めていくには手間と時間が必要です。心身のケアには、学びを進める上で、本当に心身のケアがなくては学びにも向かえません。ぜひこのことを先生たち大事にしていただきたいと訴えたいと思います。例年どおりにしようとすると授業を詰め込むやり方では、子供たちに新たなストレスを与え、さらなる学力格差を広げかねません。子供たちを直接知る学校現場の創意工夫を保障し、実態から出発する柔軟な教育を求めたいと思います。  まず、子供たちの今の実態をお聞かせください。学校が再開して子供たちの様子について、学校の現場からはどのような報告がありますか。  また、特別支援学級の子供たちや不登校傾向にある子には特に配慮が必要と思いますが、こうした配慮が必要な児童に対し、休校中やこれからについてどのような対応をされるのかお聞かせください。
    242: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[99頁]  市教育委員会は、新型コロナウイルス感染予防対策に取り組み、子供たちと教職員の健康と安全を第一に考えて学校再開を進めてまいりました。小学校は6月1日から4日まで分散登校を行い、中学校は6月1日から全員登校が始まりました。また、6月5日からは簡易給食も始まりました。  通学時や学校生活の様子につきましては、落ち着いている状況と、給食の時間など、うれしそうに学校生活を過ごしていると学校現場からは伺っています。特に配慮が必要な児童・生徒には、休校期間中から個別で担任の先生が電話で連絡をするなどし、フォローを行っておりました。学校再開後も注意深く様子を見守り、安心して学校生活が送れるよう配慮してまいります。以上でございます。 243: ◯11番(太田幸江君)[99頁]  さて、子供たちはこの長い休みの間、どのように過ごしてきたのでしょうか。ちゃんと食事は取れていたのか、ほとんど外に出ることができずストレスは抱えていないのか、ゲームの依存症になっていないのか、家族の収入が減り生活に困っていて、お母さんたちのけんかや何やらの中で不安や悩みを抱えているのではないのか、そんなことが浮かびます。  先日も、私のところに若いお母さんが、新1年生の自分の息子が学校になかなか行かないと、泣いて泣いて仕方がないという声をお聞きしました。また、宿題がいっぱい来て、その宿題の後にすぐにテストがあるからという、中学1年生のお母さんからの子供の不安を聞くことができました。ぜひ、この不安を抱えている子供たちの声を、アンケートなどを通して、その思いや生活実態を聞いてほしいと思うんですが、どうでしょうか。 244: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 100頁]  学校では、年に二、三回実施している生活アンケートなどにより、不安や悩み事などの状況を把握しています。今年度につきましては、学校再開後、既に生活アンケートを実施した学校もありますが、全体としてはできるだけ速やかに実施するようにしていきます。以上でございます。 245: ◯11番(太田幸江君)[ 100頁]  子供の本音を受け止め、抱えた不安やストレスを共感しながら進めていただきたいと思います。東日本大震災で深刻な被害に遭った地域の学校は、子供と教職員がつらい体験や思いを語り合うことで、学校生活がスタートできたといいます。ぜひ、子供たちの声を聞いていただきたいと思います。  それでは、学校再開に当たっての感染防止策についてお聞かせください。  感染防止の3つの基本は、身体的距離、マスクの着用、手洗いとあります。  まず、身体的距離の確保についてお聞きします。  みよし市では学校再開に当たって、感染防止対策のため、28人以下学級を進めています。津島市の学校においても、3密を避けるために少人数学級を進めなければならないと思いますが、どうでしょうか。 246: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 100頁]  津島市の地域の感染レベルはレベル1に相当すると考えていますので、教室での授業体制といたしましては、1メートルを目安に学級内で最大限の間隔を取ることが求められています。1クラス40名までの授業が可能であると考えています。  学校再開後におきましては、一律にクラスを分ける体制は取っておりませんが、感染予防を考え、クラスの人数や学年に応じて特別教室などの広い教室を使用して授業を行う学校、一時的に特別教室などを活用し、クラスを分けて授業を行う学校があります。その場合は、教務主任や校務主任の先生方が授業を行います。以上でございます。 247: ◯11番(太田幸江君)[ 100頁]  去年エアコンを入れておいてよかったなあというのがしみじみと分かる反面、特別教室は2つしかエアコンが入っていないということと、使っていない余裕教室にもエアコンが入っていない、ここら辺が大変残念で、ぜひここも入れてほしいと思います。お願いいたしたいと思います。  さて、今40人学級も何とかなるという、レベル1に相当すると考えているということで、学校における新しい生活の中にこれが描いてあるという、先ほど森口議員の中にもあったと思うんですが、それを文科省が出しているこの図案ですね、これが40人学級だとこうなりますという図なんです。これ、本当に3密を避けていると思われますかね、この図で。とても3密を避けられるような状態ではないのではないか、これは私が描いたものではありません。文部科学省がしっかりと出した提案です。このように、3密、本当に少人数学級が今求められています。ぜひ、このこともいつも心に置いていただきたい、そのような工夫もしていただきたい、そう思っています。  津島市では40人学級があるんですね、35人を過ぎているクラスが、小学校でも4つの学校にあります。そして、7教室ぐらいが35人を超えていますし、中学校に至っては55教室のうち21教室が35人を超えていて、40人すれすれという教室もあります。これを見ると、本当なら後ろにロッカーがあるよなあ、窓側には何かここに置くものもあったよねということが、全部この図からは抜けているわけですね。そんな中でのこの数字、これは数字のまやかしでしかないと私は思います。少人数学級、安全・安心のためにも40人学級では難しいということを、ぜひ現場の先生と考えていただきたいと思います。  現場の先生たちも、3か月休んで学校に帰ったけど、コロナ、コロナといっても教室は変わっておらんかった。コロナのときと、前と変わっていない。部活も始まった。本当にコロナは何だったのかと思うような生活が始まっています。でも、社会においては、2メートルは空けなければいけない、感染予防はしなければならない、そういうことが今でもしっかりと第2波、第3波に向かって頑張っているわけです。しかし、学校においてはこれが通る、これで本当にいいのでしょうか。子供を守るということを進めるなら、やはり少人数学級に向かって、そして今回のコロナの対策についても、現場からの知恵を絞っていただきたいと心から思います。  さて、少人数学級は、子供たちの学力を保障するためにも進めるべきです。国は第2次補正予算において、学習指導員の追加配置、補習等などのための指導員の派遣事業に232億円と加配教員の追加配置40億円を計上しています。補助率は、国が3分の1、県が3分の2で、市の持ち出しはありません。この制度を研究して、ぜひ学習が遅れてしまっている子たちにとっての体制を取っていただきたいと思うのですがどうでしょうか、お答えください。 248: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 101頁]  国の第2次補正予算の項目におきまして、学習保障に必要な人的体制の強化のうち、子供たち一人一人の学習定着度に応じたきめ細やかな指導を図るための、複数の教員が役割を分担し協力し合いながら指導するチームティーチング指導などを行う学習指導員の追加配置がございます。  各小・中学校へ希望調査を行った上で、小学校では1校で1名、中学校でも1校で1名、合計の2名の追加配置を現在要望しているところでございます。以上でございます。 249: ◯11番(太田幸江君)[ 101頁]  学習指導員の追加配置においては、先ほども森口議員が言われたように、大変広く人を集めていると、想定人材として退職教員や学生なども集めているという記載をされていますので、この制度を研究して、子供たちの学びに大いに活用していただきたいと私は願います。ぜひお願いします。  次に、手洗いについてお伺いします。  児童・生徒が混乱なく、現状の手洗い場で手洗いができているのかお聞かせください。 250: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 102頁]  感染予防といたしまして、手洗いは重要であると考えております。  学校再開に当たり、児童・生徒が手洗いを十分に行えるか、学校において検討をしていただきました。手洗いの場所が少ないと考えられた一部の学校においては、簡易の手洗い場所を学校再開前に新設を行っております。学校再開後につきましても、各学校では養護教諭を中心に、手洗いを含め感染予防に努めてまいります。以上でございます。 251: ◯11番(太田幸江君)[ 102頁]  今の感染予防に対しての、大変しっかりとやっていただいているようで、現場の方からは、子供たちにトイレの掃除をさせられないので自分たちでしていると、自分の教室は自分で消毒すると、そんな中で40分ぐらいかかってしまうという声を聞きました。今、子供たちが早く帰っていくうちはやれるんだが、これから普通授業になった場合、こんなことがやれるのだろうかと、大変悩んでみえました。  このように、教員の仕事が増えています。過重負担にならないよう何かよい手だてはないのか、お考えがありましたらお願いいたします。 252: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 102頁]  学校を再開し、新型コロナ感染予防対策や休校に伴う学習カリキュラムの見直し、給食の配膳や下校後の教室の消毒を、教職員の先生方において実施しており、忙しくなっていると思っております。  教育委員会といたしましては、できる限り負担が少なくなるよう、行事の見直しや、不要不急な会議の延期や削減に努めるなどし、教職員の負担の軽減に努めてまいりたいと考えております。以上でございます。 253: ◯11番(太田幸江君)[ 102頁]  ぜひ業者の方を入れるとか、子供のために、教職員のために、いろんなことを考えていただく、地域の方のボランティアというのも、今津島では大変盛んになっておりますので、その方々に相談するとかして、本当に長期になるようでしたら、でもレベル1ということで、子供たちが普通どおり掃除とかもできるようになるのであればあれですが、続くようでしたら、ぜひアイデアを出していただきたいと思います。  さて、中日新聞に、西尾張13市町村の各教育委員会のコロナ対応の記事に、津島市のコメントが学習の遅れについての中で、積み込み過ぎて子供の心身に影響が出るといけない、カリキュラムを2割から3割カットし、次年度に持ち越すことと記載されていました。この内容は、他の自治体の方はしっかりと書いていなくて、津島市が書いていたということで、私は大変感銘を受けました。しかし、このカリキュラムを2割から3割カットしていく作業、本当にこれはプロでなければできないのではないか、それを持ち越していく、そういう連絡網など、本当に大変な作業だと考えます。このカリキュラムをどのようにつくっていくのか、どのようにそれを進めていくのか、教えてください。 254: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 103頁]  今年はコロナウイルス感染防止のため、3月からの臨時休校に伴う授業時間数の不足を補うため、夏季休業中に授業日を設定し、行事の見直しを考えて、年間の授業時間数を見込んでおります。  学校で教育課程のカリキュラムを編成するときに参考としています海部地方教育事務協議会の教育カリキュラムは、感染予防の観点から、グループ学習や接触を伴う体育授業の削減など、海部地区全体で見直しをいたしました。その上で、学校での教育課程では、学習指導要領等に基づき、先生方が毎週、毎日つづる週案という形でつくられています。国語、社会、数学、理科、英語を中心に学習し、特別活動や総合的な学習の時間などの教科の時間を削減する方向で検討してまいります。以上でございます。 255: ◯11番(太田幸江君)[ 103頁]  国語、社会、数学、理科、英語を中心に学習しと書いてありますけれども、この学年で教えなくても次の学年では教えられるなという部分もあると思うんですね。そういうカリキュラムの設定も必要だと思うので、そこら辺もよろしくお願いしたいと思います。  それと、プリントを提出したんだけど、すぐにテストがあるようですが、4月、5月の勉強はプリントで終わりですかという、中学校の1年生の保護者から不安の声が寄せられました。4月、5月の学習内容をプリントで家庭学習させたことで、もはやこれで学習内容が済んだとみなすのか、そうではないのか、お聞かせください。 256: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 103頁]  臨時休校中の学習課題で配付したプリントにつきましては、学校再開時に家庭で学習に取り組んだ成果を生かしつつ授業を行うことで、指導の効率化を図り、過密になることが予想される教育課程を緩和するための一つの方法になります。学校再開後には、その部分につきましても授業を行うこととしていきます。以上でございます。 257: ◯11番(太田幸江君)[ 103頁]  それでは、学校行事のことは先ほど垣見議員も聞かれていたと思うので、飛ばさせていただきます。  それでは、夏休みのことですけれども、夏休みというか、暑い時期の登下校についてですけれども、これもあるお母さんからの声なんですが、自転車通学はできないのかと、本当に重たいかばんを背負っていくと、学校から自転車と徒歩の境目の子は本当に遠いんですね。そういう子たちが、私も朝ちょっとその子たちと会ったりしてかばんを触ってみると、一回下ろしたらとても持ち上げられないほどのかばんなんですね。その上に今度は水筒を持っていく、この水筒とかばんの重さの中で、あの暑い中、幾ら中学生といえども大変です。また、小学校のかばんも量らせていただきましたが、これも3・4年生でも10キログラムぐらいあるという、大変重たいかばんになっております。このかばんの重みも減らしていただけないかと、この2点、自転車通学はできるのか、そしてかばんの重さをもうちょっと軽くできないのか、お聞かせください。 258: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 104頁]  夏休みの授業日の対応につきましては、コロナウイルス感染症とともに、熱中症対策にも気をつけたいと考えています。現在、熱中症対策につきましては、取組方を検討しているところであります。  自転車での通学につきましては、現状において駐輪場を確保することが難しい状況でありますが、熱中症対策の一つの方法として検討していきたいと考えます。  また、児童・生徒の健康には十分に配慮することが大切と考えています。かばんを軽くできないかという御質問のほうですが、教科書等を持ち帰る指導は、家庭学習の習慣を図る観点から、原則どの学校においても実施されていますが、かばんの重量の負担を軽減できるよう、家庭学習で使う必要のない副読本等については学校保管を行う等の対応をこれまでも行ってまいりました。以上でございます。 259: ◯11番(太田幸江君)[ 104頁]  かばんの重さのことでも以前質問させていただきましたけれども、今でも朝、本当に子供たち、ひっくり返りそうな重さで出かけていきます。やはりちょっと考えていただかないと、体の骨にも悪いかなあと思いますので、ぜひ教育委員会から物申すのはどうなのか分かりませんが、ぜひそこら辺気をつけたらどうかというアドバイスをお願いしたいと思います。  それと、最後のマスクの着用のことなんですけれども、マニュアルがありますとかいろいろありますが、子供たちって、しなさいと言ったら絶対したまま、小っちゃい子は特にそういう危険性がありますので、よほど暑い日の登下校は外させるような、逆にね、そうしないと、はめなさいと言われたら本当に苦しくてもはめてしまう。大きい子に何か言われるかなとか思っちゃうとなおさらはめてしまうということがありますので、ぜひこのマスクも、熱中症に対してのマスクのことも気をつけていただきたいと思います。  私にある方からお手紙を頂きました。孫は2年生になり、どんなクラスになるかなとわくわくと登校し、1年生のときの親しかった友達と一緒だったよと安心した1日目だったそうです。でも、2年生になった喜びもつかの間でした。それは、まだ習っていない内容のたくさんの宿題に押し潰されそうになったからです。うちで面倒を見ようとしても嫌がって大変でした。こんな孫を見て、このままでは勉強嫌いになり、自信を失ってしまう。子供たちが生きていく上で大切なのは、自分に自信を持ち、友達とも楽しく過ごすことです。毎日楽しい学校生活を送ってほしいと思います。先生方は非日常の事態の中でお忙しいと思いますが、新学年が始まって緊張している子供たちの気持ちをほぐすような雰囲気づくりをぜひお願いしたいと、そういうお手紙を頂いております。このことについて教育長さん何かありましたら、ぜひお言葉、何か言っていただければうれしいです。 260: ◯教育長(浅井厚視君)[ 105頁]  このコロナの休校が終わったところで、一番、私たち教育委員会も学校の先生方も心配したのは、子供たちの心身の状況がどんなふうになっているのか、子供たちのメンタルヘルスが非常に心配でした。今も心配しております。そのためには、子供たちのこの心身の状況をよくつかむ。学校の先生方にも、教育委員会と校長会、教頭会なんかで何回も話し合ってきたことは、子供たちの心身の状況をよくつかむようなことをしていかなくちゃいけない、子供たちの話をまずは聞くこと、それからこれから学習が始まれば、子供たちが書く学習内容のノートをよく見ること、そういったことから子供たちの状況をつかんでいく。あるいは、保護者の方との連絡。これは電話や連絡帳や面接あるいはメール、そういったことを通して子供たちの状況をよくつかんだ上で、学習を進めていきたいなというふうに思います。  先ほど、学習課題のことが出ました、いわゆる家庭学習ですね。こんな状況になりましたので、授業時間数の不足を何とか補わなくちゃいけない、そうなってくると家庭学習と学校の学習をうまくつないでいかなくちゃいけないということが出てきます。家庭学習が、今のお手紙じゃないんですけれども、子供たちが過度に負担に思ったりとか、そういったことのないように、それともう一つは、宿題を出して出しっ放しとか、やりっ放しに終わらないように、そのためには授業を進めていくための予習課題、予習になるような学習課題にしていってほしいということをお願いしているところです。家庭学習の量が多過ぎて、学習嫌いをつくらないことをくれぐれも心がけるようにしていきたいなあというふうに話し合っているところです。どうしてもこんな状況になると、知識の詰め込み、注入主義に陥りやすいので、そういったことは避けて、時間はなかなかないんだけれども、考えたり、体験したりする時間を十分保証した学習体制を進めていきたいなあというふうに思っています。以上です。 261: ◯11番(太田幸江君)[ 105頁]  突然の質疑なのに、ありがとうございました。  ちょっと語弊があるかもしれないけれども、私も天王川公園に行ったら、ちゃんと子供たちマスクしていましたね。マスクをして、学校がないもんですから、公園は私はいいと思うんですね、ちゃんと節度を持って群れて遊んでいました。群れてというのは、固まるんじゃないですよ、今までに見たことのないコロナならではの風景かな、子供たちは学校に毎日遅くまでいて、その後塾に行ってしまったりして、地域に子供たちがいなくなったという時代が長かったんですが、このコロナの中では、子供たちがゲームやら何やらもするんでしょうが、やはり子供らしく遊びたいんだなという姿を天王川で見せていただきました。この後も勉強、勉強で追われて、地域にまた子供がいなくなってしまうのは大変寂しいなと思いますが、ぜひ子供らしい、子供にとって遊びは心の栄養ですので、そういう保障も考えていただきたいと心から思います。  それでは、時間もなくなってしまいましたが、公共施設等適正配置計画に関する件、要旨1.公共施設等適正配置計画の進捗についてお聞かせいただきたいと思います。  今議会において、議員に対して高齢者施設の説明があるとのことです。老人福祉センター、神島田祖父母の家、わざ・語り・伝承の館、この3つの高齢者福祉施設がどうなっていくのか、利用者の皆さんは大変不安を抱いています。  公共施設等適正配置計画において高齢者福祉施設はどのような方針になっており、その進捗は今どうなっているのかお聞かせください。 262: ◯総務部長(渕上晴弘君)[ 106頁]  市の多くの公共施設は老朽化が進んでおり、今後修繕や更新などにかかる費用が増大していきます。一方、少子高齢化の進展、生産年齢人口の減少などに伴い、税収の減少や社会保障費の増大が見込まれ、これまでのような、全ての施設をこれまでと同じように維持していくことは困難な状況となっております。  こうした課題に対応するため、津島市では平成29年3月に公共施設等総合管理計画を策定し、公共施設全体の方針を定め、平成30年12月に公共施設等適正配置計画を策定し、個々の施設の配置の具体的な方針を取りまとめました。津島市では、老人福祉センター、神島田祖父母の家、わざ・語り・伝承の館の3つの高齢者福祉施設を設置しておりますが、これら施設の公共施設等適正配置計画における配置の方針は、集約化を検討する施設となっております。現在は、3施設の建物を廃止し機能統合を図りながら、他の施設へ移転することを基本に検討を進めているところでございます。  現段階では具体的な枠組みを決定するには至っておりませんが、中でもわざ・語り・伝承の館は、耐震性の問題から早急に建物の廃止を進める必要があるものと考えております。 263: ◯11番(太田幸江君)[ 106頁]  ちょっと時間がなくなったので申し訳ありません。飛ばしてしまいます。  今回、このように廃止計画を、平成29年3月に公共施設等総合管理計画ができて、そして平成30年12月で公共施設等適正配置計画は策定して、個々の施設が、どんどん廃止か統合という言葉を使われながら進められていくわけですね。高齢者の皆さんがこれからどんどん増えていく、高齢者の皆さんが元気でいてほしい、介護や医療費を減らすためにも高齢者施設は大切だ、そういう今のこの時代になぜ減らそうと考えたのか、このことは本当に私はもったいないなと思います。しかし、減らすからには、市長さんは今回多分、ここにも集約化、それと統合化でしたか、そして縮充という難しい言葉を並べられていますが、このようなことでもっといいものをつくっていただけるのかと期待してもいいのかと思います。ぜひ、廃止計画とともに、新しい高齢者の皆さんの施設、そして他の公共施設を上手に利用する等の考えをまとめて、ただ廃止ありきではなく、代替案を示していただきたいと私は思います。  それでは、公共施設の廃止、廃止というか統合計画、適正化計画を出したときに伊藤議員も質問したと思うんですけれども、この高齢者の施設に行って、市長さんが、ぜひこの内容を皆さんにじかに説明するべきだと1年前に言ったと思うんです。平成30年12月に高齢者3施設の廃止を発表して1年がたちましたが、市長さんは直接施設に行き、利用者の皆さんに説明されたのかお聞かせください。 264: ◯市長(日比一昭君)[ 107頁]  平成30年12月に公共施設等適正配置計画を公表いたしました。そして、高齢者3施設の配置計画を明らかにさせていただきました。私はこの計画の策定を進めている段階におきまして、老人クラブの会にお邪魔をさせていただきました。市の現状、そして計画の素案についてをお話しさせていただきました。計画策定後でありますが、改めてこの件でお邪魔したことはございませんが、施設へ行った折などには、関係者の皆様の声を聞かせていただいておるところであります。以上であります。 265: ◯11番(太田幸江君)[ 107頁]  今回は私たち議員にも廃止の計画が説明されます。その高齢者施設は、大変皆さんが大事にしてきた施設です。今、日比市長を先頭に、本当に、12の支援策も打ち出していただき、一生懸命やっていただいている、日比市長を先頭に市民が一丸となってこの難局を乗り越えるときに、本当に一丸とならないかんと思うんですね。それなのに、この廃止計画を今年出してきた、これは市長さんの今やっていることに水を差すんではないかと私は思います。そのほかにも、公共施設の利用料の値上げは先送りしますといううれしいお話も頂きました。やはり、今はコロナのために先送りして、今はコロナのことで市民みんなが一生懸命にならないかんと、そういう時期です。今この時期に廃止計画を進めるのは、私は市長さんにとっても市民にとっても、一丸となることに亀裂が入るのではないかと思います。ぜひ、この廃止計画、今年ではなく先送りできないかと思います。市長の考えをお聞かせください。 266: ◯市長(日比一昭君)[ 107頁]  高齢者施設でございますが、先ほど担当からもお話をさせていただきました。特に伝承の館でございますが、耐震性が0.2ということで、大幅に危ない建物といってもいいと思います。この施設を一刻も早く集約化といいますか、していかなければいけないということでございますので、この高齢者施設、まずは伝承の館を、耐震性がないということで早急に機能を移転するということにしていきたいというふうに考えています。 267: ◯議長(日比野郁郎君)[ 107頁]  太田幸江さんに申し上げます。  申合せの時間を経過しようとしておりますので、議事運営に御協力をいただきますようお願いをいたします。 268: ◯11番(太田幸江君)[ 107頁]  今のわざ・語り・伝承の館が廃止される方向に今行っているという、耐震性がないということで、それは重々、皆さん分かっていると思います。その代替案、どういうふうにしていくのか、今以上に夢ある代替案を私たちは期待したいと思っています。ぜひ、ここがなくなっても、今までどおり以上にここの施設で集えるという夢のある廃止計画、廃止だけではなく、次の高齢者の皆さんが生き生きと活動できる、その代替案を示していただきたいと期待して今日の質問を終わります。 269: ◯議長(日比野郁郎君)[ 108頁]  お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、散会いたしたいと存じます。これに御異議ありませんか。        〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議なしと認めます。よって、本日はこれをもって散会することに決しました。  なお、明日は午前9時より開議し、一般質問を続行いたします。  本日はこれをもって散会いたします。        午後 4時22分 散会  ──────────────── ◇ ◎ ◇ ──────────────── 発言が指定されていません。 Copyright (c) Tsushima City Assembly Minutes, All Rights Reserved. ↑ 本文の先頭へ...